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新型シロッコに海外試乗 FFスポーツ新時代到来!

ボディ拡幅と裏腹にダイエット

シロッコの3サイズは全長4256×全幅1810×全高1404mm(欧州仕様)で、ゴルフGTIの日本仕様に比べ全長で31mm、全幅で50mm、全高でマイナス91mmと、数字からもワイド&ロー・フォルムが見て取れる。またボディの拡幅に併せてトレッドも拡幅されており、ゴルフGTI比でフロントが35mm、リアが59mm広げられている。

ボディ拡幅と裏腹に車両重量はダイエットされたことも注目に値する。欧州仕様の数値で1.4TSI(6速MT)がなんと1300kgを切る1271kg! 2.0TSI(6速DSG)で1318kgでしかない。例えば欧州仕様のゴルフGTI(6速DSG)と2.0TSIを比べると73kgも軽い。5ドアのゴルフと2ドアのシロッコという違いもあるが、噂では次期ゴルフは現行より50kg軽くなるらしいから、シロッコで既に軽量化策が施された可能性が高い。

 事実シロッコのシャシーは基本的にゴルフGTIと同じだが、先のトレッド拡大とバネ下重量低減の理由からリアサスにアルミ製ナックルアームを採用する。もしかするとこうした細かな変更点も次期ゴルフに継承されるのではないか。

搭載エンジンは欧州仕様では1.4リッター直噴ターボのTSI(122ps)、1.4リッター直噴スーパーチャージャーターボのTSI(160ps)、2.0リッター直噴ターボのTSI(200ps)の3種類が用意されており、122ps版には6速MTが、160ps版と200ps版には6速MTおよびDSG(160ps版は7速、200ps版は6速)が組み合わせられる。日本へは1.4リッタースーパーチャージャーターボ+7速DSG、2.0リッターターボ+6速DSGを組み合わせた仕様が来春導入される予定だ。

ちなみに噂ではあるが、ゴルフTSIトレンドラインと同じエンジンを積む122ps版には今後、7速DSG搭載モデルも加わるとか…。

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