ボルトだけではない! 入魂のアメリカンSUV
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸(トラバース)、篠原 晃一(SRX)
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸(トラバース)、篠原 晃一(SRX)
みなさん! タマに食すテキサスバーガー、もといボリュームたっぷりのアメリカンなバーガーって妙に旨くないスか? このクルマも同じなんですわシボレー・トラバース。
そもそもが正規インポーターのGMジャパンではなく、商社系の三井物産が入れてるだけあって存在自体がコア。ポイントはSUV+ミニバン=トラバース! って方程式で、見た目、VWトゥアレグをアメリカ流に意訳したスポーツSUVでありながら、中身は全長5.2m級のミニバンで、3列シートの8人乗り!
で、シャシーはシボレー・タホ等のピックアップ系かと思いきや、乗用車系のモノコックボディだから、乗り心地は予想以上にしなやかで、フロアも低めで室内も広い。
無論、インテリアの質感や緻密なエンジン回転フィールなどは望むべくもないけど、速さは285馬力の3.6リッターV6&6ATで十分だし、なによりもステアリングの滑らかさ、乗り心地の滑らかさは、アメ車らしく十分以上。これだけで買ってもいいくらい。
正直、質的ないいモノ感はドイツ車に敵わない。でも、独特の大らかさやイージーさ、ラクチンさは特筆すべきレベル。誰もが乗ってるエルグランドやアルファード、VWシャランじゃ物足りない。もっとワイルドに、茶髪な息子や娘と“ビバリーヒルズ高校白書”を気取りたい。そんな岩城滉一なパパにお勧めしたいミニバンSUVなのだ。
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