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ピニンファリーナのEVハイパーカー・バッティスタが日本公開。2億円超で日本には数台導入か

アウトモビリ・ピニンファリーナの市販モデル第1号

ピニンファリーナのEVハイパーカー「バッティスタ」 が日本でお披露目されました。バッティスタは予想価格が2~2.5億円で、150台の限定生産。日本に入ってくる数は10台に届かないと予想されています。

ピニンファリーナは現在はインドのマヒンドラグループ傘下にあり、2018年に親会社のマヒンドラとともに「アウトモビリ・ピニンファリーナ」という独自のブランドを立ち上げました。その最初のモデルがバッティスタ。名前はピニンファリーナ創始者の故バッティスタ・ファリーナから来ています。

0-100km/hは2秒以下。リマックをベースに開発

簡単にスペックをおさらいしましょう。バッティスタは前後にモーターを配置する4WDで、最高出力は1900ps、最大トルクは2300Nmと圧倒的です。0-100km/h加速はF1マシンより速い2.0秒以下、最高速度は350km/h以上、航続距離は500km。ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキも採用しています。

ちなみにモーターやバッテリーなどの駆動システムは、クロアチアにあるEVハイパーカーブランドのリマックから提供を受けています。言われてみれば同社の「C-Tow」と価格やスペックも近く、ボディが共用かは不明なものの、ディヘドラルドアやリアウイング、ルーフの形状などが似ている気も。

今回お披露目された車体は可動品ではないようで、2020年の3月にプロトタイプが完成し、そこからさまざまなテストが始まるとのこと。実車を前にした編集部の印象としては、全体に最近のフェラーリに似ているかもしれません。ピニンファリーナだけにデザインの洗練度はハイレベルですが、2億円超となると、市販化までに内外装のディテールにもう一段のブラッシュアップがありそうな気もしました。

日本向けのスペシャルカラーも設定

お披露目のあった12月3日の夜には、日本の輸入元となるSKYグループによる特別なカスタマーを招いたスペシャルなお披露目会も開かれたようです。販売台数としては少数ながら、日本専用ボディカラーも用意されるとのことで、白メインで要所に控えめな赤を差し色に入れたCG画像も紹介されました。

日本における充電規格などは絶賛すり合わせ中で、チャデモに適合するのかといった具体的な仕様はこれから決まります。果たして2億円超のハイパーカーは日本に何台輸入されることになるのか? 本格的なデリバリーは2021年以降となります。

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