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アドバンの新ジャンル プレミアム系デシベル

アドバン デシベルはどんなクルマに似合う?

DNAからアドバンにブランド名を変えるということは、言い方は悪いかもしれないが、ヨコハマにとっては日本国内のローカルブランドから、世界ブランドに変えるということで、勝負する世界が明らかに異なるのだ。アメリカの淡々とした真っ直ぐな、けれども路面の荒れた道路での直進性の良さ、アウトバーンで高速域の操縦安定性、それらの性能を欧米のユーザーに納得させながら、なお且つ静かで、乗り心地のよさをアピールしなくてはいけない。

DNAからアドバンへのブランド変更は、単純にモデルチェンジしたというだけでなく、様々な性能の見直しや磨き上げが必要になったということだ。試乗した印象では、それはかなり成功しているのではないかと思う。

スポーティでハンドリング自慢のクルマよりはロングツアラーなキャラクターのクルマのほうが合うと思うし、またそうしたクルマにより快適な乗り心地を提供できるタイヤだと思う。欧州車だと、乗り心地を求める人を前提にメルセデスEクラス(現行も含む)、アウディA6、A4。

それにシトロエンC6、C5、VWジェッタ…。国産車で言えば、レクサスISなら350より250、スカイラインも350、370よりも250がいい。クラウンならアスリート以外すべて。マークXならグレードを問わず。もちろんFFセダンにも合う。それから、ミニバンとの相性がいいのではないかと思う。多少値は張るが、静かで快適なドライブが楽しめるという意味で、今やファミリーカーとなったミニバンは、このタイヤの隠れたターゲットではないか。

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