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カムリの乗り心地について総まとめ。口コミからもカムリの魅力がよく分かる【購入ガイド】

カムリの乗り心地について総まとめ

トヨタ カムリは、ミドルクラスの上質セダンです。日本ではもちろん海外での人気も高い車で、スポーティーで華やかなデザインや上質感のある乗り心地にも定評があります。

セダンの購入を考える際、カムリを選択肢に入れる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、トヨタ カムリの乗り心地や魅力を、基本スペックや口コミ評価をもとに徹底追及・解説します。

お得に購入できる中古車情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

上質な乗り心地のカムリ。その特徴とは。

トヨタ カムリは、1980年に「セリカ カムリ」として誕生した車です。1982年に車名を「カムリ」として一新し、幾度ものモデルチェンジやマイナーチェンジによって現行モデルへと進化しました。100以上の国や地域で販売されるグローバルモデルです。

カムリは、クラス世界トップレベルの安全性能と環境性能を誇り、高級車にふさわしい快適性をもたらす先進技術を搭載しています。そのため、評価が高く高級セダンとして人気です。ここでは、カムリの特徴について解説します。

海外で人気のセダン

カムリは世界戦略車としてトヨタがグローバル展開している車です。

現行モデルの発売を開始した2017年には、世界累計販売数1,800万台超えを達成しました。特に北米での人気が高く、米国15年連続乗用車販売台数No.1を獲得するほどの高評価です。

走行性能や安全性能の高さはもちろん、スポーティーさと華やかさを兼ね備えた洗練されたデザインにも魅力があります。性能と見た目の全てにおいて高級感のあるカムリは、世界中で愛されていることが納得できる車です。

ゆったりとした車内空間

カムリの魅力は、上質セダンならではのゆったりとした広い車内空間にもあります。特にリヤシートは大人3人がゆったりとくつろげる広さです。前後席間距離も十分に確保しているため、膝まわりに心地良いゆとりがあります。

ラゲージルームは、ハイブリッドバッテリーを小型化してリヤシートの下に配置したため、十分なゆとりを確保しました。また、リヤシートを倒すことでトランクスルーが可能となり、大きな荷物や長尺物を積載できるようにもなっています。

優れた安全性能

2021年2月の一部改良では、先進機能を付与し安全性を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sence」を全車標準搭載しました。

プリクラッシュセーフティで衝突回避・被害軽減のサポートや、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシストでのステアリング操作のサポートが主な機能です。

また、インテリジェントクリアランスソナーやリヤクロストラフィックオートブレーキなども搭載しており、優れた予防安全性能を備えています。

カムリの優れた乗り心地に関わるスペックを押さえよう

カムリの乗り心地は、基本スペックやグレードの装備品によっても変わります。そこでここでは、現行モデルのグレードや新車価格、主要スペックやグレードによって異なる特徴、乗り心地の違いなどを見てみましょう。

グレード一覧と新車価格

2022年12月現在のカムリの現行モデルは「X」「G」「Gレザーパッケージ」「WS」「WSレザーパッケージ」の5種類のグレードがあります。それぞれに2WDと4WDを用意しているため、選択肢としては10種類です。

新車価格
X:349万5,000円~369万3,000円
G:380万4,000円~400万2,000円
G”レザーパッケージ”:437万4,000円~457万2,000円
WS:394万7,000円~414万5,000円
WS”レザーパッケージ”:448万4,000円~468万2,000円

(2022年12月時点での情報です)

主要スペック

2018年に新グレードとして設定した「WS」は、少し大きい車両サイズです。室内サイズは全グレード共通のため、エクステリアデザインの違いがサイズに出ています。

また、力強い走りと低燃費を実現した2.5Lのダイナミックフォースエンジンも全車共通です。どのモデルを選んでも優れた走行性能を発揮します。

カムリのグレード別による基本スペックは以下のとおりです。

【X】
車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,885×1,840×1,445(E-Fourは全高1,455)
室内サイズ(長×幅×高/mm):2,010×1,535×1,185(パノラマムーンルーフ装着車は1,145)
車両重量(kg):1,550~1,620

【G】
車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,885×1,840×1,445(E-Fourは全高1,455)
室内サイズ(長×幅×高/mm):2,010×1,535×1,185(パノラマムーンルーフ装着車は1,145)
車両重量(kg):1,580~1,660

【G”レザーパッケージ”】
車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,885×1,840×1,445(E-Fourは全高1,455)
室内サイズ(長×幅×高/mm):2,010×1,535×1,185(パノラマムーンルーフ装着車は1,145)
車両重量(kg):1,600~1,680

【WS】
車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,910×1,840×1,445(E-Fourは全高1,455)
室内サイズ(長×幅×高/mm):2,010×1,535×1,185(パノラマムーンルーフ装着車は1,145)
車両重量(kg):1,580~1,660

【WS”レザーパッケージ”】
車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,910×1,840×1,445(E-Fourは全高1,455)
室内サイズ(長×幅×高/mm):2,010×1,535×1,185(パノラマムーンルーフ装着車は1,145)
車両重量(kg):1,600~1,680

グレードごとに乗り心地も違う?

カムリには、華やかさと気品を備えた「X」「G」、スポーティーな「WS」のグレードがあります。搭載するエンジンや安全性能などは同じですが、WSは、より走りを追及したサスペンションチューニングが特徴です。

また、タイヤのサイズにより乗り心地も少し異なります。16インチのタイヤを採用する「X」は、衝撃の吸収力と静粛性が高いため乗り心地が良いと言えるでしょう。

一方で、18インチを採用する「レザーパッケージ」は、扁平率が低くなるため衝撃や走行音を感じやすくなります。しかし、ハンドリング性能やコーナリング性能は上がるため、ドライバーにとっては乗り味が良くなる傾向です。

燃費の良さが際立つ

カムリは燃費の良さも大きな魅力のひとつとなっています。4WDでも21.6km/Lを超える低燃費です。搭載エンジンは全グレード同じですが、車両重量やタイヤのサイズによって燃費は異なります。エンジンスペックと燃費は以下のとおりです。

排気量:2.487L
最高出力:131kW(178PS)/5,700rpm
最大トルク: 221N・m(22.5kgf・m)/3,600~5,200rpm

燃料消費率(WLTCモード)km/L
【X】21.6~27.1
【G/G”レザーパッケージ”】21.6~24.3
【WS/WS”レザーパッケージ”】21.6~24.3

カムリの機能・性能から分かる乗り心地とは

カムリの乗り心地の良さは、搭載するエンジンやプラットフォーム、ドライブモードなどの走行性、運転席の機能性やシート設計などからも立証できます。ここでは、カムリの機能や性能から分かる乗り心地について確認してみましょう。

静かな加速

2.5Lダイナミックフォースエンジンと、ハイブリッドシステムを組み合わせたカムリは、エンジンの力強い加速感とハイブリッドシステムの静粛性をうまく生かし、静かな加速を実現しました。

2.5Lダイナミックフォースエンジンは、基本構造を刷新し、高圧縮化・ロングストローク化しています。また、吸気バルブの開閉タイミングを最適制御するVVT-iEを採用し、レスポンスを向上しました。

特にE-Fourでは、発進時や雪道などの滑りやすい路面でスムーズに4WDに切り替えることで、安定した発進もサポートします。

しっとりと上品な走行

カムリは2017年のフルモデルチェンジにて、TNGAに基づきプラットフォームやパワートレインなどを一新しています。

全ての部品をゼロから開発することにより、エモーショナルで美しいデザインやドライバーの意のままの走り、上質な乗り心地を実現しました。

低重心のプラットフォームで重量バランスを最適化したことにより、安定性が向上し、フロントとリアのサスペンションにより優れた操舵応答性と上質な乗り心地も両立しています。

選べる走行モード

カムリは3つの走行モードから状況に合わせた最適な走りの選択が可能です。

「エコモード」はパワートレーンとエアコンを燃費優先の制御に変化させるモードで、減速トルクを抑えるAGCを作動させて燃費向上に貢献します。

「ノーマルモード」は走りと燃費のバランスが良く、さまざまなシーンでの走行に適合するモードです。

「スポーツモード」は運転をより楽しめるモードで、加速レスポンスを鋭くしたりエンジンブレーキを積極的にかけたりするなどの気持ちの良い走りをサポートします。

長時間の運転も疲れにくい

カムリの運転席には、電動チルト&テレスコピックステアリングを採用しました。ドライバーの好みに合わせてステアリングを上下・前後に電動で移動できるため、楽な姿勢での運転が可能です。

また、シートもドライバーの体格に合わせて調整ができます。最適なポジションでの運転が可能なため、長時間でも疲れにくく快適なドライブが可能です。シートヒーターを搭載するグレードもあり、寒い日でも快適に過ごせるでしょう。

カムリの実際の乗り心地を口コミからチェック

カムリの乗り心地の良さは、スペックや装備、機能や性能からも分かりますが、実際のユーザーからはどのような評価となっているのでしょうか。

ここでは、カムリの乗り心地をみんカラに寄せられたユーザーレビューからチェックしてみましょう。

細かな段差が気にならない

カムリは高剛性ボディや低重心のプラットフォームを採用し、足回りを固めに設定していますが、摩擦特性を適性化したアブソーバーやフロントリヤのサスペンションによる衝撃吸収・安定した操舵性で上質な乗り心地を実現しています。

口コミでは『WSでも小さな段差なんかは無かったかのようにいなしてくれます』や『SUVのような高重心の車体のバランスを取るためにガチガチに足を固めたような不快感はなく、減衰も穏やかでストリスフリー』という声がありました。

滑らかなコーナリング

カムリは直進の安定性はもちろん、意のままの操舵感も実現し、コーナリング性能やハンドリング性能にも優れている車です。

『コーナリングが超滑らかです。街中では86よりもスムーズに曲がれるので驚きました︎』や『カーブについても車高が低いためかなり安定しています。』という口コミもあり、カーブでの滑らかさと安定性も高評価となっています。

運転しやすい

世界戦略車として発売したカムリは、他のセダンより少しサイズが大きいことが特徴です。

サイズの大きい車は車幅がつかみにくく、日本の狭い路地では運転しにくいというデメリットがありますが、カムリは視界を広めに設計することで運転しやすくしています。

口コミでも『車内が広く、見切りが良いので運転は容易です』や『広大なボディサイズですが視界が広いこともあり、思っていたより運転しやすいです』という声がありました。

車内が広々

カムリの室内空間の広さも好評です。口コミでは『ただでさえ奥に手が届かないほどの広大なトランクなのに後部座席の背もたれを倒しトランクスルーが出来る。』という声もありました。

また『セダンは荷物積めないなんてのは先入観による勘違いだったと思い知った。トランク容量は524L…前車の30プリウスの445Lより広い』という口コミもあり、特にトランクルームの広さに関する評価が高いようです。

弱点はある?

乗り心地に関して高評価が多いカムリですが、中にはデメリットを挙げている方もおり、乗り方や好みによって評価は異なりました。

例えば『低重心化のデメリットですが走りは良くなりますが乗り降りのしづらさは慣れないと辛い』という口コミがあり、低重心化による安定性や操舵性は評価しつつも、乗り降りのしにくさを指摘する意見もあります。

また『かなり大きいので狭い道などはやはりかなり気をつける必要があります。ノーズがかなり長く、さらにホイールベースも長いため運転が苦手な方には向きません』という、サイズが大きいことにデメリットを感じる口コミもありました。

乗り心地が魅力のひとつのカムリ。現在の中古車相場は?

カムリは上質な乗り心地と高級感のあるエクステリア、充実した機能性が魅力です。新車価格は高価格のため、中古車でお得に購入したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

2022年12月現在、カムリの中古車相場は179.8万円~498万円程度となっています。これは2017年7月からの現行10代目モデルの価格で、安い車両であれば新車価格の半分程度の価格での購入が可能です。

一方で、2017年6月までの旧式モデルであれば100万円以下の予算でも購入できます。走行性能や安全性能は現行モデルより劣りますが、お得に購入できるでしょう。

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