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パサートヴァリアント、「GTE」とディーゼルの「TDI」にドイツで試乗

アウトバーンではやはりGTEよりディーゼルが有利

翌日は「パサート GTE ヴァリアント」を借り出し、ヴォルフスブルクから進路を東に向けて、ベルリンまでの往復450kmを走った。大盛り上がりのWBCをまったく観ることができない悔しさをちょっとでも晴らすべく、ブンデスリーガを生観戦するためだ。

さっそくエンジンスタートボタンを押す。クルマは目覚めたが、昨晩の「TDI」とは違ってやる気を感じられない。それはそうだ、このクルマはプラグインハイブリッド。そのかわり、深夜だろうが早朝だろうが近所に気兼ねすることもない。充電さえしておけば約50kmも電気だけで走れるGTEは、爽やかな朝の出発をより清清しいものにしてくれた。

ほどなくしてアウトバーンに乗り、アクセルをぐいっと踏みこむ。速度無制限区間のあるアウトバーンだからといって、見通しは良いものの特別に路面状況が良いわけではない。むしろ日本の高速道路の方がこと路面条件に関しては良い。段差やうねり、ときにハンドルを取られそうになる轍などが連続し、ボディは上下動に揺すられネジレを繰り返す。

そんなアウトバーンでは、パサートの高いシャシー性能が際立った。それは昨晩の「TDI」も同様で、段差を乗り越えた後の収束が早く、ハンドリングには落ち着きがあり、180km/hオーバーの速度域でも不安を覚えるようなことはない。

燃費ではディーゼルの圧勝だ。GTEは12km/L台半ば程度だったが、ディーゼルは20km/Lに迫る好燃費を刻んだ。ハイスピード時での静粛性にも大差はないように感じられ、むしろGTEで加速する時のブーンというモーター音の方が気になる。加速の伸びもディーゼルの方がシームレスだ。

その一方、GTEモードでエンジンとモーターが最大限のパフォーマンスを発揮したときの重厚感ある加速は、ディーゼルとはまた違った味がある。どっしりと座ったステアリングや聞かせるサウンドチューンも相まって、クルマのやる気がひしひしと伝わってくるようだ。

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