【意外と知らないカーシャンプー】洗車のコツは“大量の泡”。汚れの種類や愛車の状態によって変わる洗剤の選び方とは

画像：アフロ

シャンプーの種類によってはボディにダメージを与える場合も

カーシャンプーは、塗装色や目的に合った製品を選ぶことが重要です。さまざまな種類があるので、愛車のコンディションに最適な製品を選んで効率のいい洗車作業を進めましょう。

カーシャンプーの主な分類は、「中性タイプ」「酸性タイプ」「アルカリ性タイプ」の3つに分けられます。

万能な中性タイプ

塗装面や樹脂パーツへの影響が少なく、泡立ちもほどよく、初心者から上級者まで幅広いユーザーに愛用されている普段使い向けのカーシャンプーです。

洗車キズを最小限にするための潤滑効果も高く、洗浄力もあり、塗装へのダメージを抑えたい方に適しています。

頑固な水垢汚れには酸性タイプ

水垢やミネラル分が固着した「頑固な水垢汚れ」を落とすのに効果を発揮します。

水道水に含まれるカルシウムなどが白く固まってしまった「ウォータースポット」を除去したいときなどに便利です。

ただし、酸性のカーシャンプーはホイールや金属パーツを腐食させるリスクがあるため普段使いには向いていません。使用時は洗い残しがないようにしっかり洗い流してください。

油汚れや虫の死骸などにはアルカリ性タイプ

高い洗浄力があるため、油汚れや虫の死骸、タイヤホイールなどを効果的に洗浄することができます。

しかし、その反面、ボディに対する負荷は大きくなる。コーティング被膜や塗装が弱っている場合には、必要以上にダメージを与えてしまうため、使う際は汚れの状態を見極め、どうしても落ちない頑固な汚れがあるときだけ、ピンポイントで使うなどの工夫をしましょう。

市販のカーシャンプーには「ワックスインタイプ」もあります。洗車をしながらワックス効果が期待できるため、洗車作業の時短や手軽さを求める方に人気です。

洗い終わった後に軽いツヤと撥水性が得られるのがメリットですが、コーティング施工をしている車に使用するとコーティングに影響が出ることがあるため、洗車時にどのようなシャンプーやケミカルを使えばよいかを事前に確認しておきましょう。

カーシャンプーの種類を事前に知っておくことは大切ですが、ご自身の愛車に合ったものを使用するために、失敗しない選び方も重要です。