6シリーズ・グランクーペに海外先行試乗!
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office
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ただし、その走りが既存の2ドア・クーペと同様にスポーティかというと、やや違うようである。今回は2日間でトータル300km程度しか運転していないが、スピードレンジに関係なくアンダーステア傾向が若干強めに感じられた。BMW AGの開発担当上級副社長であるDr.クラウス・ドレーガーも「4ドア・クーペということもあり、グランクーペには既存の2ドア・クーペ/カブリオレとは異なるグランドツーリングカー的な走りのキャラクターを与えました。」と語っている。実際直進性はとても高く、アウトバーンをハイペースで走るようなシチュエーションが、このクルマには似合っているように思える。あくまでラグジュアリーな4ドア・クーペなのである。
気になるリアシートの居住性だが、5シリーズや7シリーズのように広々しているとは言えないが、身長175cmの筆者でもちゃんと座れるスペースを確保している。ニースペースやヘッドクリアランスも十分にあり、圧迫感や閉塞感も特に感じない。乗り心地も十分に快適で、高めのサイドサポートのおかげでワインディング路でも落ち着いて座っていられる。2~3時間程度の移動ならばまったく問題無いだろう。ただし、センターには3点式シートベルトが備わっているものの、足元にリアエアコンの操作パネルを備えた大型のセンターコンソールがあるため、4人乗りと割り切った方がよさそうである。
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