6シリーズ・グランクーペに海外先行試乗!
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office
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BMWがラグジュアリー4ドア・クーペ市場攻略作戦を開始した。メルセデス・ベンツがCLSで先鞭を付けた同市場に、同社初の4ドア・クーペである6シリーズ・グランクーペでついに参入するのである。グランクーペはヨーロッパでは6月初旬に発売される予定だが、それに先立ち、景気低迷をよそに販売は伸び続けているというイタリアのシチリア島で国際試乗会が開催された。
すでに3月のジュネーブショーでお披露目されてはいるが、パレルモの空港にほど近いヴィラに並べられたグランクーペは、独特な存在感を放っていた。フロントマスクやフロントウインドー、リアコンビランプなどは既存の6シリーズと共通だが、4ドア化に伴いホイールベースが113mm延長され、全長が5007mmとなったグランクーペは、近くで見ると重厚で力強く、遠目ではエレガントさが際立つ印象だ。
エクステリア担当デザイナーのカリム・バビブ氏も「エレガントでありながらスポーティな、BMWのブランド・イメージに相応しいスタイリングを目指しました」と語っている。シチリアの強い陽射しの下で実車を見たかぎり、その目標は達成されたと言っていいだろう。
インテリアは、インパネまわりは基本的に2ドア・クーペと同じでラグジュアリーな雰囲気に溢れている。新たにデザインされたリアシートはヘッドレスト一体デザインで、パッセンジャーの上体を包み込むような形状である点が特徴となっている。
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