最速のクアトロポルテ、スポーツGT Sが登場!
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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マセラティの4ドアスポーツ「クアトロポルテ」に、シリーズ最新にして最速バージョンの「クアトロポルテ スポーツGT S」が追加された。車両本体価格は1695万円で、デリバリーは8月から始まる。2003年にデビューした現行クワトロポルテは5世代目にあたり、デザインを当時ピニンファリーナ社に在籍していた日本人デザイナー・奥山清行氏が手がけたことでも知られるモデルだ。
今回のクアトロポルテ スポーツGT Sは、クアトロポルテSをベースに“リアルスポーツ”と“グラマラス”をさらに高次元で融合。搭載する4.7リッターV8エンジンは、排気システムの効率化などで430ps⇒440psにパワーアップされ、新開発のギアシフト・マネージメント・ソフトウェアを採用した6速ATが、小気味よいシフトチェンジを可能にしている。ステアリング裏に備わるパドルシフトは、新たにデザインされたもの。奏でるエンジン音も、相変わらず官能的だ。
足回りの強化にも余念がない。スプリングレートを前:30%、後:10%固めるとともに、前:10mm、後:25mmローダウンしたことで、卓越したコーナーリング性能と低く身構えたスタイルをもたらしている。
エクステリアでは、ブラック仕上げの専用グリルがまず目に飛び込んでくる。このグリルは他のクアトロポルテでは前方に張り出す形状なのに対して、スポーツGT Sでは内側に引き込んだ形状を採用。エンブレムには、スポーツモデルのみに与えられる“赤”がアクセントに加えられている。その他、メタリックチタン仕上げのヘッドライトや20インチ“マルチトライデント”ホイール、楕円形のエグゾーストパイプなどを専用装備。アルカンターラやカーボンを随所に奢ったインテリアは、スパルタンながらもラグジュアリーな趣きに仕上げられている。
2005年当時は全世界で8800万ユーロもの赤字を記録していたマセラティだが、2007年から黒字に転じ、2008年には前年比で約17%アップの8586台を販売。最終収益は、前年比で3倍以上の7200万ユーロ(約94億円)にまで達した。
世界でもベスト5に入る重要な市場と位置づけられている日本においては、2008年に歴代最高となる580台あまりを販売。その内訳は、「グラントゥーリズモ」シリーズが333台で、「クアトロポルテ」シリーズが242台。今のところ、よりスポーティな2ドアモデルがマセラティブランドを牽引している形だ。
マセラティグループCOOの鴨下俊之氏は、「クアトロポルテ スポーツGT Sは、男の子の夢であった“速く走って、速く曲がって、速く止まる”ということを、次の世代に伝えられるような魅力を持っている」と語り、併せて2500坪にも及ぶ新サービスセンターを大阪にオープンすることも発表した。厳しい状況が続くクルマ市場においても、マセラティはポジティブな戦略を推し進めていくようだ。
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