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キャデラックの新型「CT5」は来年から一部の高速限定で「手放し」自動運転可能に

アメリカ東部時間の4月17日、キャデラックはニューヨーク国際オートショーで新型「CT5」を発表した。プレスリリースには「新型コンパクトセダン」と明記されているものの、その体躯はホイールベース2947mm、全長4923mm、全幅1882mm、全高1453mmというそれなりのサイズ。FRの4ドアセダンということもあり、実質的には「CTS」の後継モデルといってよいだろう。

ロングホイールベース化され、ファストバックデザインを採用。CTSよりも全長が40mm短くなっているにもかかわらず、実車を目の当たりにするとロングノーズが際立ち、ボディラインもスラリと伸びスタイリッシュな印象を受けた。ロングホイールベース化により後席の足元スペースは広がっているが、ファストバックのルーフラインのためヘッドクリアランスは178cmの筆者だとギリギリで、やや圧迫感を感じた。

今秋の発売が予定されており、「ラグジュアリー」、「プレミアムラグジュアリー」、「スポーツ」の3グレードを用意するという。搭載されるエンジンは標準仕様が237hpを発揮する2リッター直列4気筒ツインスクロールターボで、最大出力335hpを発揮するV6ツインターボを上位2グレードにオプションで用意する。トランスミッションはどちらも10速ATで、RWDのほかAWDもラインナップする。

そして今回現場で最も話題となっていたのは、ハンズフリーの自動運転「スーパークルーズ」を実装することだ。これは2020年度から利用可能になるもので、アメリカとカナダのフリーウェイ限定ながら、地図情報のデータベースと高精度GPS、車載のライダー(LiDAR)、カメラ、レーダーセンサーにより手放しで高速クルージングが可能になるというものだ。

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