軽の販売台数が10月度過去最高。ランキング上位独占 【マーケット概況・10月】

外国メーカー乗用車は9ブランドが10月単月の過去最高を達成

10月の外国メーカー乗用車の輸入販売は、2万1207台となり、前年比1.9％増と伸長。2ヶ月ぶりにプラスに転じた。クリーンディーゼル車が引き続き好調で、10月のシェアは24.7％と全体の1/4を占めている。

ブランド別では、首位メルセデス・ベンツが1.7％増の4636台を登録し、5ヶ月ぶりにプラスに転じた。7月に受注を開始した「Cクラス」の伸びが販売に貢献した。2位BMWは3.1％増の3803台を達成。「5シリーズ」「3シリーズ」「2シリーズ」といった定番モデルの安定した人気に加え、今年4月には人気のコンパクトSUV市場に「X2」を投入するなど積極的なモデル攻勢も台数増に貢献した。

3位フォルクスワーゲンも8.2％増の3726台と勢いがある。7月には人気の「ポロ」にスポーツモデルの「ポロGTI」を追加。さらにSUVの「ティグアン」に加え、10月にはミニバン「ゴルフトゥーラン」にディーゼルモデルを設定しており、今後の台数の積み上げが期待できそうだ。

なお10月はメルセデス・ベンツ、BMW、ジープ、ポルシェ、アバルト、フェラーリ、ランボルギーニ、ベントレー、マクラーレンの9ブランドが10月単月の過去最高を更新しており、好調ぶりが目立った。