5分でわかる日本の交通取り締まりの問題点~清水和夫が本音を語る~
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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スピード違反を取り締まる方法には、レーダーなどを使って有人で取り締まる「定置式(通称ネズミ捕り)」、パトカー・覆面パトカー・白バイによる「追尾式」、無人式速度違反取り締まり機を使う「オービスカメラ式」があるが、それぞれ一定の条件を満たす場所でしか実施できない。
例えば、ネズミ捕りや覆面パトカーによる追尾方式の場合、取り締まりに起因する二次事故が起きないような安全な場所が必要だが、そこが“事故が起きやすい場所”とは限らない。逆に生活道路や通学路では“取り締まりに必要なスペース”の確保が難しく、取り締まりが十分に行われていないという問題もある。また、制限速度が下がる場所ではどうしてもスピードが出すぎる傾向があるので、効率よく検挙数が稼げるため選定されやすい。こうなると、取り締まりのための取り締まりとなってしまい、事故を未然に防ぐという本来の取り締まりからは逸脱する。
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