一般最安グレード320万円より遥かに安い! “通向け”プリウス「X」驚異の275万円
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:トヨタ自動車 44
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25年目の大変身とばかりにスタイリッシュでスポーティな雰囲気となった新型「プリウス」が注目を集めています。ハイブリッドの象徴ともいえるプリウスですが、新型では単なるエコカーではなく所有満足度を満たすようなクルマを目指したというのが大きな変革のポイント。電動化トレンドが進む中、もはやハイブリッドというだけでは環境イメージにつながらないのも事実で、プリウスがハイブリッド専用車である限り、こうした方向転換は必然だったのかもしれません。
さて、新型プリウスのハイブリッドシステムは、従来モデルのブラッシュアップといえる1.8L版と、次世代型の2.0L版のふたつが用意されています。ただし、一般ユーザーが新型プリウスを買おうと思うと、2.0Lハイブリッドしか選択肢にならないでしょう。
なぜなら日本向けのラインナップにおいて1.8Lハイブリッドを積んでいるのは、サブスクリプションサービス「KINTO」専用車であるUグレードと、ビジネス向けのXグレードだけになるからです。
サブスクリプションを利用するのも実質的には購入と変わらないとはいえますが、とくにベテランドライバーにとっては割高に感じる部分もあるようですし、ビジネス向けグレードはトヨタの公式ホームページでも別扱いとなっていて、普通に検索していると見逃してしまいそうです。
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<上の画像はKINTO専用のUグレード>
2.0Lハイブリッドを搭載するのは上級版がZグレード、エントリーモデルがGグレードとなっています。まとめると、現時点でサブスクやビジネスモデルを含む新型プリウスは全4グレードの展開といえます。メーカー希望小売価格は次のようになります(※FF車の場合、消費税込)。
<一般向け:2.0Lハイブリッド>
・Z:370万円
・G:320万円
<KINTO専用:1.8Lハイブリッド>
・U:299万円(※参考価格)
<ビジネス向け:1.8Lハイブリッド>
・X:275万円
こうして比べてみると、ビジネス向けのXグレードは、かなりお安くなっていることがわかります。しかし、さすがトヨタだと思うのはXグレードが、けっして「安かろう、悪かろう」になっていないことです。
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<上の画像はKINTO専用のUグレードの17インチホイール>
昼夜の歩行者や自転車を検知するプリクラッシュセーフティシステムや全車速追従型のクルーズコントロール、ドライバー異常時対応システムといった基本的な先進安全装備については、Xグレードを含む全車に標準装備となっています。
他のグレードにはディスプレイオーディオが標準で、Xグレードはオーディオレスというのは装備差として気になるところですが、スマホをナビ代わりにするのでカーナビ・カーオーディオは不要と割り切れるのであればオーディオレスでも十分といえます。
さらに注目したいのは燃費性能です。Zグレード、Gグレードが搭載する2.0Lハイブリッドはスポーティな走りが楽しめるパワーユニットと好評ですが、排気量が大きくなっていることや19インチタイヤを標準装備したことなどからWLTCモード燃費は28.6km/Lとプリウスという名前に期待するほど優れているわけではありません。
一方、1.8LハイブリッドのUグレードやXグレードはタイヤが17インチということもあって、WLTCモード燃費は32.6km/Lとなっています。実用性重視で新型プリウスを検討するのであれば、あえてビジネス向けとされているXグレードを選ぶのも悪くないでしょう。
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<上の画像はKINTO専用のUグレード>
ただしXグレードのウィークポイントはボディカラーの選択肢が2色(スーパーホワイトII・シルバーメタリック)しかないことです。こうしたボディカラー設定となっているのは、ビジネス向けの営業車ユースを考えたときには最適解といえるのかもしれません。とはいえ、新型プリウスはカラフルなボディ色が用意され、それが似合うスタイリングになっているのも魅力ですから、ホワイトとシルバーしか選べないというのは残念ポイントといえます。
どのグレードを選ぶにしてもボディカラーは無難なホワイトかシルバーを選ぶつもり、というユーザーにとってはXグレードには目立った欠点がないどころか、新型プリウスの中でもっとも燃費性能とコスパに優れたグレードとして積極的に選びたくなるといえそうです。
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