輸入SUV2年連続No.1！ 「Tクロス」のグレードの違いとおすすめオプションなどを細かく解説

コスパで選ぶなら国産ライバル車一択だが…

Tクロスのライバルとなるのは、似たようなサイズ感のコンパクトSUVであるトヨタ「ヤリス クロス」と、同じくトヨタの「ライズ」、またはその姉妹車であるダイハツ「ロッキー」でしょう。

燃費に関してはヤリス クロス ハイブリッドおよびライズ／ロッキー ハイブリッドの圧勝です。そしてWLTCモード燃費の開きがさほど大きくはないそれらのガソリン車とTクロスを比較した場合でも、そもそもの車両価格が国産勢のほうが大幅に安いため、トータルで考えた場合のコストも国産コンパクトSUV勢の圧勝ということになります。

そのため、いわゆるコスパを最重要視してコンパクトSUVを買いたい場合は、わざわざTクロスを選ぶ必要はありません。むしろトヨタ ヤリス クロスまたはトヨタ ライズ／ダイハツ ロッキーを選ぶことこそが正解です。

しかしコスパではなく、内外装の仕立ての良さを含む「たたずまいの良さ」を主たる軸としてコンパクトSUVを選びたい場合は、圧勝するのはTクロスということになります。

このあたりの「優先するのはコスパか、それともおしゃれ感か？」というのは人それぞれの価値観に基づく問題ですので、答えが出ることは永遠にありません。

しかし今、決して格安ではないTクロスが輸入SUVではトップクラスの売れ行きを見せているということは、「コスパよりもおしゃれ感」を重視している人も多いという証拠でしょう。

これをお読みの方がどちらのタイプに該当する方なのか、筆者にはわかりません。しかしもしもあなたが「車というのは性能や価格の手頃さだけでなく、デザインやたたずまいの良さもかなり重要である」と考える人であるならば、Tクロスは間違いなくおすすめの一台です。

ご検討中の方には、そのまま楽しくボディカラー選びで悩んでみることを推奨いたします。

＜終わり＞