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ボルボ・クラシック ガレージでリフレッシュしたボルボ240と940に乗った

アイシンのミッションを使ってきたという強み

「ボルボ・クラシック ガレージ」でリフレッシュされた「240 ワゴン」と「940 エステート」に編集が乗りました。ボルボ・クラシック ガレージとは、ボルボ・カー・ジャパンが運営するボルボの旧モデルをリフレッシュするサービスで、専用のガレージにて専任の技術者がチェック・整備して、パーツ交換などを行い新車の状態に近づけるというもの。リフレッシュ対象モデルは100、200、700シリーズ、850T-5R、850R、900シリーズ。店舗はボルボ・カーズ東名横浜に併設されています。

このサービスの責任者でボルボ・カー・ジャパン東名横浜支店のマネージャー、阿部さんに聞きました。「対象となっているモデルのエンジンはバリエーションが少なく、さらには丈夫なので20万キロくらい乗ってもほとんど平気です。またミッションは40年前くらいからアイシンを使っていて、30年位前のものであればリビルトも出るんです」。

輸入車の場合、一般的に本国にパーツを頼まなければならないことがほとんどで、特にエンジンやミッションなど大きな部品を直そうとすると高額になってしまいます。しかしアイシンが国内で直接対応をしてくれるのと、古いパーツでもワンオフで部品を作ってくれるそうで、過走行だとデリケートになりがちなATですが、今のところ全車リビルト対応できているそうです。

「リフレッシュすることで、20年、20万キロ乗れるクルマにしたいんです。パーツはボルボの部品部門が過去のパーツを作る専門会社となったことで、以前よりスムーズに取り寄せることができるようになりました。エンジンなども旧モデルの残存数が多いので、状態のよい物があります。それぞれを組み合わせて新車に近い状態にします」。

これまでに13台販売。伺ったエピソードをご紹介すると、記念すべき1台目となった850T-5Rは、こどもの頃にあこがれていたという30代の男性がマイカーにするという夢を叶えるべく購入。740GLはパーツが手に入らなくなり車検が通せず泣く泣く手放したオーナーが、数年後売ってしまったクルマを発見。さらにパーツが再販されたことを知り、このサービスを利用して修理して買い直したなど、昔のボルボが好きというひとが少なくないようです。ということで今回リフレッシュした2台に試乗することが出来たので、ちょい乗りレポートします。

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