ヴェゼルの進化した乗り心地とは?魅力や基本情報もチェックしよう【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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ホンダの都市型SUV、ヴェゼルは2021年4月に7年ぶりのフルモデルチェンジを行いました。「AMP UP YOUR LIFE」をコンセプトに、生活の質を重視した改良が施されています。それではヴェゼルの乗り心地はどのように向上したのでしょうか。
この記事では、乗り心地をメインとしたヴェゼルの魅力を解説します。価格相場やスペック、ユーザーの口コミも紹介しますので、ヴェゼルを購入するか迷っている方の疑問も解決するでしょう。
2021年にカーデザインオブザイヤーも受賞したホンダ ヴェゼルは、フルモデルチェンジで乗り心地が大きく向上しました。
その優れた乗り心地は、どのようなポイントが起因しているのでしょうか。まず、ヴェゼルのパワーユニットやボディ構造など、走りに関わる特徴を紹介します。
ヴェゼルには、エンジンと2つのモーター(発電用と走行用)を組み合わせたe:HEVモデルが設定されました。e:HEVは「EVモード」「ハイブリッドモード」「エンジンモード」を切り替えて走行可能です。
高速走行時はエンジンモード、加速時にはハイブリッドモードといったように、走行シーンによって最適なモードで走ります。この次世代のシステムにより、低燃費・ダイレクトな走り・滑らかな加速などを高いレベルで実現しました。
ヴェゼルは、e:HEVにリアルタイムAWDを組み合わせています。リアルタイムAWDは、状況に応じて四輪の駆動力を最適に配分する駆動システムです。
走る・曲がる・止まるといったすべての動作を安定させるため、雪道や雨道、荒れた路面でも安心して走破できます。
安全面では、ホンダ車でヴェゼルに初めて搭載された「ヒルディセントコントロール」も魅力です。ボタンひとつで約3km/h~20km/hで設定した速度をキープしてくれるため、急勾配の下り坂や滑りやすい路面もステアリング操作に集中できます。
新型ヴェゼルはバッテリー容量もアップしました。そのため幅広い領域でEV走行が可能となり、乗り心地の向上に貢献しています。
一方で、大きなバッテリーを設置する分、室内空間が狭まるという懸念を抱くかもしれません。ヴェゼルはバッテリーセルと一体化していた制御ユニットをエンジンルームに分割配置しているため、このデメリットも解決しています。
ヴェゼルはフロアパネルやバルクヘッドに遮音板や防振構造を施し、EV走行以外の場面でも高い静粛性を実現しました。
e:HEVモデルだけでなく、従来のガソリンモデルも用意しています。ヴェゼルのガソリン車は、エンジンにポート噴射方式を採用しました。騒音になりがちな直噴エンジンのノイズを抑え、静粛性を高めました。
車を選ぶ際には乗り心地だけでなく、デザイン性や機能性、安全性も重要です。ヴェゼルは乗り心地以外にも豊富な魅力を備えています。ここでヴェゼルの魅力をいくつか紹介しますので参考にしてください。
ヴェゼルは、ディーラーオプションで都市に映える「アーバンスタイル」と、エレガントで質感の高い「カジュアルスタイル」という2つのコーディネートが用意されています。
アーバンスタイルは力強い雰囲気、カジュアルスタイルは柔らかい雰囲気が魅力です。
フロントグリルだけを見てもアーバンスタイルはクロームメッキ、カジュアルスタイルはグロッシーカッパー・メタリックを採用するなど、それぞれに個性があります。
他にも、エキパイフィニッシャーや専用エンブレムなど、充実した純正オプションを選択可能です。幅広い選択肢から自分好みの一台に作り上げられます。
ヴェゼルはコンパクトな車体でありながら、前席・後席ともに快適な車内空間を実現しています。
後席の足元スペースは先代モデルから35mm拡大しました。シートはクッション性の高いファブリック素材で、見た目にも上質な緻密な縫製が施されています。
エアコンはスイッチとダイヤル式に変更され、運転席・助手席それぞれで温度調節可能です。また運転席は8ウェイパワーシート、助手席は4ウェイパワーシートのため、最適なドライビングポジションに調節できます。
ヴェゼルは、ダイブイン機構を採用しているため、座席を倒せばフラットなフロアが広がります。リヤシートは6:4の分割可倒式で柔軟にアレンジできるため、丈の長い荷物も十分に積み入れ可能です。
また、スマートキーを持っていれば荷物で手がふさがっていてもテールゲートが開けられる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」がタイプ別に設定されています。これにより、ストレスなくたくさんの荷物を積み込めるでしょう。
ヴェゼルのインパネは水平基調のデザインのため視認性が高く、メーターも運転席から見やすい位置に設置されました。
また次世代ナビの「Honda CONNECT」は、スマートフォンで家から車のエアコンをONにできたり、好みのアプリを車内でダウンロードできたりと多彩な機能を備えています。
緊急時にはオペレーターに繋ぐことも可能なため、万一のトラブルの際も安心です。
ヴェゼルは、全モデルに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備しています。これは、広い水平画角のフロントワイドビューカメラと、前方・後方のソナーセンサーが検知する仕組みです。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリングなど、さまざまな機能を適切に作動させ事故を未然に防ぎます。
ヴェゼルの購入を決めたとしても、パワーユニットやグレードの選択に迷ってしまう方もいるかもしれません。ここでヴェゼルのグレードごとの新車価格、ガソリンモデルとハイブリッドモデルそれぞれのスペックを紹介します。
以下がヴェゼルのグレードごとの新車価格です。グレードだけでなく駆動方式によっても価格が異なるため、その点にも注目しつつ参考にしてください。
■ヴェゼルのグレード別新車価格
G(FF):227万9,200円
G(4WD):249万9,200円
e:HEV X(FF):265万8,700円
e:HEV X(4WD):287万8,700円
e:HEV Z(FF):289万8,500円
e:HEV Z(4WD):311万8,500円
e:HEV PLay(FF):329万8,900円
(2022年10月時点の情報です)
自分好みのエンジンタイプを選択するためには、性能とサイズ感の理解が重要です。以下にヴェゼルのハイブリッドタイプとガソリンタイプそれぞれのスペックをまとめましたので、比較しつつ参考にしてください。
■ヴェゼル ハイブリッド(e:HEV Z)のスペック一覧
車両サイズ(mm):全長4,330×全幅1,790×全高1,590
重量(kg):1,380(FF)、1,450(4WD)
最低地上高(mm):195(FF)、180(4WD)
エンジン種類:1.5L 水平直列4気筒横置+モーター
最高出力:78kW(106PS)/6,000~6,400rpm
最大トルク:127N・m(13.0kgf・m)/4,500~5,000rpm
■ガソリン(G)のスペック一覧
車両サイズ(mm):全長4,330×全幅1,790×全高1,580
重量(kg):1,250(FF)、1,330(4WD)
最低地上高(mm):185(FF)、170(4WD)
エンジン種類:1.5L 水平直列4気筒横置
最高出力:87kW(118PS)/6,600
最大トルク:142N・m(14.5kgf・m)/4,300
新車価格も重要ですが、購入後の維持費も長く使う上で重要です。維持費のひとつであるガソリン代は燃費によって差が生じます。以下にグレードごとの燃費をまとめましたので、参考にしてください。
■ヴェゼルのグレード別燃費
G(FF):17.0km/L
G(4WD):15.6km/L
e:HEV X(FF):25.0km/L
e:HEV X(4WD):22.0km/L
e:HEV Z(FF):24.8km/L
e:HEV Z(4WD):22.0km/L
e:HEV PLay(FF):24.8km/L
(2022年10月時点の情報です)
ヴェゼルは装備やスペックを見ると、魅力的な車だと分かります。しかし、実際に使用した人はどのような感想を持つのでしょうか。
ここで、ヴェゼルの見た目や乗り心地に関するユーザーからの口コミを、みんカラのレビューからいくつか紹介します。
ヴェゼルは『アイポイントも高くて、運転しやすい』など、運転のしやすさを評価する口コミが多数見つかりました。これは運転席をHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に基づいて設計しているためです。
またハイブリッドタイプのユーザーからは『加速が思ったより良い。長距離も楽です。カーブも結構踏ん張る』『ハイブリッド車は初めてなのでモーターの滑らかさに感激しております』といったモーターによる滑らかな加速も高く評価されています。
『ボディのプレスラインが本当にきれい。ボリュームがあるように見えつつ、スタイリッシュで文句なしです』『クーペ型のスタイルがとても気に入ってます。無限スポイラーもかなりのお気に入り』など、ヴェゼルのエクステリアを評価する声もありました。
ヴェゼルはシンプルなデザインでありながらSUVとしての力強さとクーペのような美しいプロポーションを実現させているため、スタイリッシュな車を求める方には最適です。
『直線指向で大きく見えるデザインはSUVぽくなくて良い。どんな年齢層にも受けが良さそうです』と、水平基調のデザインを好む方もいました。
ヴェゼルの新車価格は約230万円~330万円と標準的な値段です。しかし、口コミを見ると『今回ガソリン車を購入しましたが、コスパ最高』『この装備でこの値段はお手頃です』など、ガソリン・ハイブリッドともにコスパの良さを感じているユーザーが多数いました。
『当時は他メーカーや他社種がオプションやパッケージ設定だった装備が標準装備されていて、お買い得でしたよ』など、先代モデルと比べて標準装備が充実している点も評価されています。
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