スカイアクティブ続編 実はボディも新技術
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:マツダ、伏木 悦郎
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:マツダ、伏木 悦郎
今回のテクノロジーフォーラム・ベルリン2010は、SKYコンセプトの中心となるエンジンとトランスミッションの正体を白日の下にさらすイベントだった。フェイクではない証拠にTPV(Technology Prove-out Vehicle=技術検証車)のマツダ6(アテンザ)を4台仕立て、右ハンドル仕様でアウトバーンを中心に片道約100kmのテストドライブを2セットを用意。具体化の進捗具合を開発の途中段階でメディアに公開するというのである。
もちろん、クルマの評価はシャシー/ボディを合わせたパッケージで行わないと意味がない。一見、現行マツダ6のテスト車4台は、ガソリン・ディーゼルエンジンともに全長方向にスペースを必要とすることから、エンジンコンパートメントから設計をやり直し、アンダーボディと前後サブフレーム、サスペンションから成るプラットフォームは次世代仕様に換えられている。アッパーボディについても歩行者保護規制の強化に対応してボンネットフードを4mm嵩上げするアップデートが図られている。
すでにSKY-G/D、SKY-DRIVEの乗り味については触れているが、もっともインパクトが得られる初乗りのSKY-G+6速MTの組み合わせの第一印象は、軽量化がステアリングを介してはっきりと感じ取れるほどスッキリ軽い乗り味で、2リッターで165ps/210Nmのスペックが、結果的に十分であるというとても興味深い評価をもたらした。
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