スバルXVとミライースが急上昇。ノートも好調【ボディタイプ別売れ筋・5月】

コンパクト／ハッチバック：ノートが一人勝ち

コンパクト／ハッチバック部門は計6万4952台で、市場シェアは前月比2.4ポイント減の35.0％。1月から4月まで37％台をキープしてきたが、ここにきてシェアが減少した。トップ5では「日産 ノート」があいかわらず好調で前月から台数を伸ばしたが、それ以外のモデルは台数を減らしており、新車全体の需要拡大の波に乗り遅れたかたちだ。

首位「日産 ノート」は、前月比約8％増の9992台を獲得。そのうち2/3を電動駆動の「e-POWER」が占めており、日産の注力技術のひとつであるEV化は成功している様相だ。なお、もうひとつの注力技術である「プロパイロット」は、近い将来に「リーフ」に搭載されると発表されており、そうなるとEVがさらなるシェア拡大を果たす可能性もありそうだ。

こうした日産の積極的な攻めに対して、トヨタやホンダのコンパクトカー群はやや押され気味。2位「アクア」、3位「ヴィッツ」、4位「ルーミー」、5位「ホンダ フィット」は軒並み前月比割れと勢いがない。とはいえ、トヨタは6月に「アクア」のマイナーチェンジを発表するなど形勢逆転に向けて動き出しており、6月以降の販売状況がどう変化するのか注目だ。