プリウスPHVの内装・機能は改良された。プリウスとの違いや収納も解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
トヨタ プリウスは通常のハイブリッドモデルとは別に、プリウスPHV(プラグインハイブリッド)が販売されています。プリウスPHVは、エンジンと電気モーターを組み合わせて走行する仕組みです。
自宅でも充電できる利便性や、電気走行による環境性能と燃費性能の高さなど、独自のメリットを備えています。それではプリウスPHVの内装には、どのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、通常プリウスと比較しつつ、プリウスPHVの内装を紹介します。「プリウスPHVの購入を考えている」または「プリウスとプリウスPHVの内装の違いを知りたい」といった方の疑問も解決するでしょう。
目次
プリウスPHVは2011年11月29日に受注を開始し、2017年2月15日にはフルモデルチェンジが行なわれました。それから2022年5月時点において販売を継続していますが、その間も3回の一部改良を実施しています。
プリウスPHVの内装の特徴は一部改良の前後で異なるため、まずこの項目で主な変更点を見てみましょう。
プリウスPHVは、2019年5月9日の一部改良で乗車定員を変更しました。従来型の4名から5名になり、よりゆとりのある空間が実現されています。
また、外部給電機能「V2H」をオプションで追加しました。V2Hは車に蓄えた電気を住宅に供給できる機能です。災害などで停電した際も、家庭用電力を確保できます。
V2Hの取り付け場所は急速充電インレットです。別売りのV2H機器と接続して利用しますが、充電時間は通常の200V用充電ケーブルを使った場合と比べ、約1時間30分短縮できます。
その他に、リヤクロストラフィックアラートやパノラミックビューモニターなどの安全・安心装備を追加したり、さまざまなコネクティッドサービスを利用できる専用通信機DCMを標準装備したりと、装備内容が強化されました。
2020年7月1日の一部改良では、プリウスPHVの安全・安心装備が強化されました。例えばプリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大したり、レーントレーシングアシスト(LTA)を装備したりと、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の機能を向上しています。
また、インテリジェントクリアランスソナー【パーキングサポートブレーキ(静止物)】を全車に標準装備し、駐車場などでのペダルの踏み間違いで起こる被害を軽減しました。
さらに、プラスサポート(急アクセル時加速抑制)をトヨタで初めて採用しています。これは、高齢者など運転に不安のある方のためのサポート機能です。進行方向に障害物がない場合でも、ペダルの踏み間違い操作を検知すれば加速を抑制してくれます。
2021年6月3日の一部改良では、快適機能が充実しました。プリウスPHVでは全車に「8インチディスプレイオーディオ」を標準装備、AプレミアムとAグレードに「ナノイー」を標準装備しています。
また、特別仕様車『「S“ツーリングセレクション・Black Edition”」と「A“ツーリングセレクション・Black Edition”」が追加されました。
ブラック加飾を施した17インチアルミホイールやBi-Beam LEDヘッドランプ、ダーク基調の加飾を施したセンタークラスター・インパネオーナメントやサイドレジスターベゼルなど、各所に上質なブラックカラーの装備を採用しています。
プリウスPHVとプリウスは共通点が多くありますが、両車の内装に違いはあるのでしょうか。プリウスPHVとプリウスどちらを購入するか迷っている方も、ぜひ以下の内容を参考にしてください。
プリウスPHVとプリウスの内装は、多くの部分で共通しています。例えばどちらも内装色はブラックのみ、ステアリング素材は本革巻き・合成皮革巻き・ウレタンの3種類から選択できます。
大型コンソールボックスやフロントコンソールトレイといった、収納スペースも両車で共通です。
内装で選ぶのであれば、プリウスPHVとプリウスの違いよりもグレードごとの違いが重要です。プリウスPHVの内装に関しては「S」「S “セーフティパッケージ”」「A」「Aプレミアム」といった4つのグレードで違いがあります。
例えば、Sグレードのステアリング素材はウレタンですが、S “セーフティパッケージ”は合成皮革巻き、AとAプレミアムは本革巻きです。基本的にSをベースとしてAプレミアムに近づくほど装備も充実します。
ステアリングヒーターや前席の快適温熱シート、ナノイー機能はA以上のグレードから標準装備です。最上位グレードのAプレミアムのみ本革シートを採用しており、前席にはシートベンチレーションも装備しています。
日常的な利用を目的として、プリウスPHVの購入を考えている方が多いのではないでしょうか。車の収納スペースが広いほど、買い物やアウトドアにおける利便性は向上します。
その点、プリウスPHVは収納にも優れた車です。ここでプリウスPHVの荷室やシート周りの収納性を見てみましょう。
プリウスPHVは容量360L、寸法は荷室長854×荷室幅1,360×荷室高533mmといったラゲージスペースが確保されています。これは、9.5インチゴルフバッグが横に2つ置けるスペースです。
現行モデルはEV走行距離を延ばすために荷室下にあるリチウムイオンバッテリーを大容量化しているため、先代モデルと比較すると荷室は狭まっています。しかし、日常使用における荷物であれば十分な広さです。
プリウスPHVのリアシートは6:4分割可倒式です。荷物が通常のラゲージに収まらない場合は、片側または両方のシートを前倒しにできます。シート肩口のレバーを引くだけで簡単に倒せるため、荷物や乗員に合わせた柔軟なアレンジが可能です。
リアシート前倒し時のラゲージ容量は1,200L、寸法は荷室長1,500×荷室幅1,360×荷室高533mmまで拡大します。
プリウスPHVには、主に4つの収納スペースが確保されています。まず、フロントコンソールトレイとリアセンターアームレストです。ここにはカップホルダーが2個取り付けられているため、飲み物を置く際に便利です。
前席周りには、フロント大型コンソールボックスを搭載しています。スマートフォンやサングラス、ティッシュなど小物を入れておく際に便利なスペースです。
また、床下にはデッキアンダーボックスも確保されています。トノカバーや充電ケーブルの収納が可能です。前席と後席、荷室まで、各所に収納スペースを確保し、使い勝手の良い車内空間を実現しています。
プリウスPHVの主な購入方法には、新車と中古車、2つの選択肢があります。どちらで購入すべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
ここで、プリウスPHVの新車価格と中古車相場を紹介します。新車価格に関してはグレードごとに紹介しますので、ぜひ予算に合った方法を考えてみてください。
以下、プリウスPHVのグレードごとの新車価格です。300万円~400万円と乗用車としてはやや高めの価格で販売されていますが、優れた燃費性能と電力走行によりランニングコストは抑えられます。
■プリウスPHVのグレード別新車価格(税込)
S:338万3,000円
S “セーフティパッケージ”:346万4,000円
S “GR SPORT”:384万2,000円
A:375万8,000円
Aプレミアム:401万円
(2022年5月10日時点の情報です)
プリウスPHVの中古車相場は、148万円~420万円(2022年5月10日時点)です。最低価格だけで見れば、新車よりも150万円以上安く購入できます。さらに価格を抑えて購入したい方は、旧型モデルもおすすめです。一般的に中古車は年式が古いほど価格が下がる傾向にあります。
現行型は2017年2月から販売されているモデルです。中古プリウスPHVを購入する際は、年式と価格、品質に注目しつつ最適な一台を選択しましょう。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
信州の老舗旅館「一茶のこみち 美湯の宿」の100%掛け流し温泉【風呂じまんの宿31選】
ダイハツ 新たな軽スポーツ!?ターボ&MT仕様「ミライース」披露!東京オートサロン2025
TGRの原点を辿る…手作りチームで挑んだニュル参戦車両が東京オートサロン2025に集結
お値段1980万円!? 1台限定、名古屋で買える超プレミアムな福袋の正体とは…
カッコよすぎるトヨタ[ミニバン]に変貌 [大胆シエンタ]にざわつく!
ポルシェやメルセデスのお膝元「シュトゥットガルト」の交通事情…日本と違う交通標識や罰則にはご注意を【みどり独乙通信】
視界をクリアに、運転をもっと安全に! 日本精機が後付けヘッドアップディスプレイ「LumieHUD」を新発売
極上エクスプレス・アウディ 新型 S6 e-トロン・スポーツバックへ試乗 見事に調教された「野獣」
TRDの試作パーツを組み込んだトヨタ「86」に試乗!「14R-60」を参考に剛性バランスをアップさせた驚きの走りとは?【デモカー試乗】
沖縄パワーで表彰台へ! 平良響とオキナワドリームレーシングが2025年TGR GR86/BRZ Cupに参戦
英国で一番忙しい? 日産の巨大工場でクリスマス 休みの日も設備アップグレード
“EV”の「Gクラス」実際どう? 「Aクラス」4台分のパワー誇る「G 580」が凄すぎ!? メルセデス・ベンツ史上最強の「オフローダー」の実力とは
【ホンダ同門対決】維持費とリセールで勝る N-BOX、走りと使い勝手でリードするフィット、幸せになれるのはどっち?
【売り切れ必至か】1000台限定の受注生産モデル、マツダ「ロードスター 35周年記念車」予約受付開始
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!