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【日本も他人事じゃない】BYDがタイで炎上の真相。中国不振で遠征する“黒船”との付き合い方

大幅値引きが必要だった「2つの理由」

一方、BYDが強烈な割引キャンペーンをおこなう理由があるのも事実です。

ひとつは、今回の割引キャンペーンが、BYDのタイ工場開設を記念したものであるという点です。

これまでタイで販売されるBYDの各モデルについては、すべて中国本土で生産されたものが輸出されていました。タイでは輸入車に対して高額な関税を課していますが、今後は現地生産によって関税が回避できるため、より安価に提供できるようになります。

過去に輸入された在庫車については関税が課されるため、そのまま販売すると現地生産モデルと大きな価格差が生じてしまいます。そのため、在庫車については赤字覚悟で割引をすることは理にかなっています。

>>日本未発売のモデルも。BYDの様々な車種をギャラリーで見る

また、BEVを取り巻く環境についても考慮する必要があります。

既存の内燃機関車の多くはプレイヤー(自動車メーカー)がすでに固定されており、5~6年程度の周期でフルモデルチェンジをおこない、その間に数度の仕様変更をおこなうというスタイルが定着しています。

しかし、新たなカテゴリーであるBEVには新興自動車メーカーも含めて競争相手が多く、アップデートもより頻繁におこなわれます。

その結果、古いモデルは内燃機関車に比べて値崩れしやすくなり、大幅な値引きをせざるを得ない環境にあると言えます。

つまり、BYDによるタイでの大幅な値引きは、市場の混乱を招くことを意図したものではなく、BYDにとっては必要不可欠なものだったと考えることもできます。

(次のページに続く)

>BYDの新型セダン「シール」は乗るとどう? 中華高級EVのコスパは日本で通用する?

>欧州がお得意の“二枚舌”で次々に「BEV万歳!」撤回の台所事情。モデル戦略にも異変

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