VWの新スモール、up! 欧州初乗り、印象は?
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
安全性で突き抜けたのは、シティエマージェンシーブレーキと呼ばれる自動ブレーキを備えたこと。オプションだが、もちろんこのクラスでは初となる装備。レーザーを用いて5km/h以上30km/h以下で作動し、完全停止を行う。
現時点では3ドアのみだが、間もなく5ドアも登場し、そこで日本市場に投入される。本国価格は9850ユーロからだから、日本でも廉価モデルで150万円辺りが実現すれば、相当に競争力がありそうだ。なぜならup!はまず、このクラスで見ても相当に高い品質を誇る。それは何も見た目だけでなく、中身/走りを含んでの話。その上でVWというブランド性や日本車とは明らかに違うデザインなど魅力はかなり多い。もちろん価格はあくまで予測だが、150万円台となるとフィットやヴィッツともガチンコになる可能性も帯びているわけで…そう考えると相当に凄いプロダクトといえる。
ただ、ひとつ気にしておきたいのは今回5速MTしか試乗していないことで、AMTの仕上がりは未知数。また今回試乗した車両はアイドリングストップ機構などがついていなかったが、それらを備えたブルーモーション仕様がどのくらいの価格になるかも注目だ。そしてこの辺りが日本市場でウケるかどうかに関わる要素ではないか、とも思える。
up!はベーシックな技術を積み上げて、このクラスにもVWクオリティを実現し、明らかにクラスをリードするだろうクルマである。しかしVWの場合それは既に、ゴルフやポロでも実現してきたことで、特に日本では次なるサプライズが求められるのも事実である。その意味でも価格の持つ力は重要。そしてここでインパクトを与えられれば、何かを変えることもありうる。そんな予感さえするプロダクトだった。
そう、up!はこのクラスの基準をあらゆる意味でアップする…そんな存在だったのだ。
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