独フォルクスワーゲン、プラグインハイブリッド仕様の大型SUV「トゥアレグ」を初披露
掲載 更新 carview! 写真:フォルクスワーゲンAG 217
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独フォルクスワーゲンは3月3日、大型SUV「トゥアレグ」のトップグレードとして、プラグインハイブリッド(PHEV)の「R」を設定し、中止となったジュネーブ・モーターショーに代わり配信されたインターネット動画上で発表した。
トゥアレグRはスポーティライン「R」初のPHEVとなる。パワーユニットは、単体で340hpを発生するV型6気筒3リッターガソリンターボエンジンに、136馬力のモーターを組み合わせ、システム全体では最高出力462hp、最大トルク700Nmに達する。
組み合わされるトランスミッションは8速ATで、4MOTIONと呼ばれるフルタイムAWDにより4輪を駆動。このカテゴリーで重視される牽引能力も3.5トンと強力だ。トゥアレグRの登場により、メーカー史上初めてPHEVがラインナップで最もパワフルなモデルとなり、電動化へのパラダイムシフトがいよいよ本格化したといえそうだ。
もちろん、14.1kWhと余裕あるサイズのリチウムイオンバッテリーを積むPHEVだけに、日常的なドライブはピュアEVとして使用可能。さらに、モーターのみの「E-MODE」でも時速140km/hまで走行できるなど、パワーだけでなく効率性の観点からもアピールは万全だ。また、フォルクスワーゲンが開発中の自動運転技術「IQ.DRIVE」からフィードバックを受けたというドライビングアシストシステムは、最高250km/hという高速域まで対応可能な最新バージョンで、アウトバーンでも使える実用性を備えているようだ。
エクステリアはRの文法に則り、派手なデコレーションを排したもの。もっとも、各所をダークカラーで引き締めたブラックスタイルエクステリアパッケージや、20インチアロイホイールなどが、秘めた性能をさりげなく訴えかける。
トゥアレグRの欧州での売販開始は本年下半期とのことだが、3代目の国内再導入と合わせて、ぜひ日本での展開を期待したい。
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