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AMG GTの4ドアクーペが発表。パナメーラに強力なライバルが誕生

スパイスクープなどから登場が確実視されていたメルセデスAMG GTの4ドアクーペ・モデル「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」がジュネーブショーでワールドプレミアされた。欧州では今夏からセールスが始まる。

搭載エンジンは4.0L V8ツインターボ(585hp/800Nmと639hp/900Nm)と3.0L 直6ターボ&電動スーパーチャージャー(435hp/520Nm)で、トランスミッションはV8モデルにマルチプレートクラッチを使う9速のAMGスピードシフトMCTが、直6モデルによりコンベンショナルなデュアルクラッチを使う9速のAMGスピードシフトTCTが組み合わされる。V8は気筒休止システムを、直6は48Vのオンボードシステムを使うマイルドハイブリッドを装備する。

0-100km/h加速と最高速度は「63 4マチック+」(585hp/800Nm)が3.4秒/310km/h、「63 S 4マチック+」(639hp/900Nm)が3.2秒/315km/h、「53 4マチック+」(435hp/520Nm)が4.5秒/285km/h。いずれも最大のライバルと思われる「ポルシェ パナメーラ」を上回る動力性能をマークしている。また、「63 S」の4WDシステムにはドリフトモードが標準で備わる。

特徴的な縦ルーバーを持つパナメリカーナグリルや、パワーバルジのあるエンジンフードなど、フロント側は2ドアクーペによく似ているものの、なだらかに落ちていく後方のルーフラインや、6ライトのウィンドウグラフィックは大きく異なり、サイドの大型エアベントも付かない。尻下がりのテールエンド処理も、力強さを強調した2ドア版と異なり、よりエレガントな印象を醸し出している。また、リアシート配列はラグジュアリーな2座独立式と、左右非対称可倒式のベンチシートが選べる。ラゲッジスペースは395Lで、非対称可倒式のベンチシートはフォールドさせると1324Lの大容量になる。


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