いま本当に“買い”のスーパーハイトワゴンはどれ!? 話題の4モデルから正解を探る!
掲載 carview! 文:編集部 89
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令和の国民車といえば、小回りのきく扱いやすいボディに、広々とした室内スペースを兼ね備え、税金や車検などの維持費が安い「軽スーパーハイトワゴン」を真っ先に挙げることができるだろう。これまで、このカテゴリーの一番人気は、昨年日本で最も売れたクルマでもあるホンダ「N-BOX」だった。
ところが、2018年末にデビューしたスズキの「スペーシアギア」に続き、去る4月6日には三菱自動車が「デリカミニ」を発表(発売は5月25日)するなど、ここに来てオフロードテイストを盛り込んだスーパーハイトワゴンが俄然トレンド感を強めている。そこで今回は、N-BOX、スペーシアギア、デリカミニに、軽では昨年N-BOXに続く売れ行きを見せたダイハツの「タント」も加え、2023年現在の本当に“買い”のスーパーハイトワゴンを探ってみたい。
まず、それぞれの車種の売れ線グレードについて、価格(以下すべて税込)を見ていこう。N-BOXは迫力の外装と装備が充実したグレード「カスタム L」(FF車:182万4900円)が人気だ。装備差がほぼなくターボの有無で2グレードが存在するスペーシアギアについては、ノンターボの「XZ」(FF車:172万5900円)の方が万人向けするだろう。
また、デリカミニはノンターボのアッパーグレード「G プレミアム」(FF車:198万5500円)が人気を集めそうだ。タントはドレスアップ系の「カスタム」が人気で、「カスタム X」(FF車:174万9000円)が有力候補に挙げられる。雪国にお住まいの方にとって、これらの車種は、全車12~15万円ほどの上乗せで4WDを選ぶことができるのもうれしいポイントだ。
>>三菱 デリカミニの公式画像はこちら
>>ダイハツ タントカスタムの公式画像はこちら
これらのうち、おそらく最も数が出るのはN-BOXカスタムとタントカスタムで、まず両車を比較するとタントカスタム XよりN-BOXカスタム Lの方が10万円ほど高くなる。
ここで、大きな装備差として挙げられるのは、N-BOXカスタム Lに標準となるアダプティブクルーズコントロールなどの運転支援装置がタントカスタム Xでは5万5000円のオプションとなること。他方、N-BOXカスタム Lでは右側電動スライドドアが5万5900円のオプションとなるがタントカスタム Xには標準となる。この点、疲労による事故予防という観点から運転支援装置はぜひ付けたいが、子どもの乗り降りの安全性などを考えると、右ドアは必須とは言い難いという見方もできる。なので、装備と価格を考えるとN-BOXの方が、わずかにお得と言えるかもしれない。
次に、スペーシアギア XZとデリカミニ G プレミアムのオフ系対決だが、両車には約26万円と少なくない価格差がある。この理由はデリカミニのG プレミアムがかなりの豪華装備になっていること。例えば、つま先を差し出すだけで開閉できる両側電動スライドドア、ステアリングヒーター、デジタルルームミラーなど、ラグジュアリカーも驚きのアイテムがこれでもかと盛り込まれているのだ。
ただ、エントリーグレードの「G」(180万4000円)だと電動パーキングブレーキなども削られてしまうため、やはりお勧めできない。ということで、デリカミニはこだわり派に向けたプレミアム軽と考えて、ここはスペーシアギアを推しモデルとしたい。
では、「N-BOX カスタムL」と「スペーシアギア XZ」ではどちらを選ぶべきか。この点、約10万円N-BOXの方が高いが、装備についてはカラーヘッドアップディスプレイや本革巻きステアリングホイールなどスペーシアギアの方が充実している印象。
よって、よほどドレスアップ系の外装に惹かれる場合でなければ、スペーシアギアが最も“買い”のスーパーハイトワゴンと言うことができる。もちろん、正解はひとつではないので、ここで紹介した各車の違い参考に、あなたにとってベストなスーパーハイトワゴンを見つけてもらえれば幸いだ。
写真:ホンダ、ダイハツ、三菱、スズキ
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