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フィットが2ヶ月連続1位 ボディタイプ別売れ筋

クロカン・SUV、軽乗用車部門を除き、前年の半分以下に!

4月のボディタイプ別売れ筋モデルをチェック

 今回は4月の日本メーカー製乗用車の国内販売データから、ハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン・1BOX、クロカン・SUV、クーペ・オープン、軽乗用車という7つのボディタイプ別に売れ筋モデルをチェックしていこう(販売台数は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表値をベースに、トヨタ カローラのように同じ車名でもボディタイプが複数あるクルマはメーカー調べのデータで集計)。

 日本メーカー製乗用車(軽乗用車、海外生産車、スズキのシボレーブランド含む)全体では14万1004台、前年同月比は49.0%と8カ月連続で前年を下回り、半分以下まで減少してしまった。ボディタイプごとの合計では、全部門2カ月連続の2ケタ減で、クロカン・SUV部門が6344台/前年同月比56.7%、軽乗用車部門も5万6401台/同57.6%となんとか50%超となったが、ハッチバック部門4万6350台/同49.4%、ミニバン・1BOX部門2万500台/同39.6%など、他はすべて前年より半減以下という落ち込みになった。

 これは東日本大震災で全クルマメーカーの工場が一時操業停止し、新車の供給不足に陥った影響だが、落ち込みレベルはメーカー間で差があるのも事実。4月の国内生産は、全体で前年同月比約6割減だったが、トヨタとホンダが78.4%減、81.0%減と記録的なマイナスだったのに対し、スズキ、スバル、三菱などは31.1%減、37.6%減、31.7%減にとどまった。トヨタは宮城と岩手に完成車組み立て工場が、ホンダも栃木に開発研究所やエンジン/足回り部品などの生産拠点があり、復旧まで時間を要したのが響いたようだ。ただ各社とも生産正常化のペースは当初予想より早く、夏過ぎには通常稼働が達成できる見通し。ニューモデルも登場し始めただけに、今後に期待だ。それでは4月の各ボディタイプ別売れ筋ベスト5を紹介していこう。

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