中古車価格が推移する理由は？安くなる時期を狙ってお得に車をゲットしよう【購入ガイド】

中古車を安く買える時期

中古車は、安く買える時期がまちまちです。値引きされやすい期間や、相場が下落傾向にある時期などが、比較的安価で中古車を購入できる時期であると言えるでしょう。購入のタイミングをうまく合わせられれば、相場よりも安く買うことが可能です。

確実に安く買える時期はない

確実に安く中古車を購入できる時期はほとんど存在しません。基本的に中古車の販売価格は、需要と供給のバランス、車両の状態などに沿って決定されるためです。価格が下がりやすいタイミングや値引きされやすい時期もありますが、中古車の販売価格にはさまざまな要素が影響します。そのため、価格は常に変動するものと考えても良いでしょう。

決算期や大型連休後

中古車販売業者の決算期である3月と中間決算期の9月は、中古車を安く購入できる可能性が高い時期です。この時期になぜ安価で手に入りやすいかというと、多少利益を減らしたとしても決算期の全体的な販売台数を増やしたいと考えているためです。

ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休が始まる前は、帰省する人やレジャーを楽しむ人が増えるため、車を買い替えたり新しく購入したりする人が増加します。逆に大型連休が過ぎると需要が落ち着いてくるため、業者は値下げをして在庫を減らそうと考えるのです。大型連休後の値下げ幅は9月の中間決算期とも重なるため、この時期はお得に中古車を購入できる可能性が高いでしょう。

モデルチェンジの直後

一般的に車のモデルチェンジが行われると、旧モデルは人気が下がり需要も少なくなります。需要の低下とともに相場も下がっていくため、新型モデルの中古車が市場に出回ってくると、旧モデルの価格が下がり安価での購入が期待できるでしょう。

また、モデルチェンジはフルモデルチェンジだけでなく、マイナーチェンジのことを指している場合もあります。マイナーチェンジとは、外装や内装のデザイン、エンジンといった性能を一部刷新することです。マイナーチェンジ後も旧モデルが安くなる傾向はありますが、フルモデルチェンジよりも価格差は小さいでしょう。

ボーナス支給前

ボーナスを利用して車を購入しようと考える人も多いため、中古車販売業者はボーナスが支給される直前に中古車の値下げを行うことがあります。ボーナスの支給時期は、夏場は7月、冬場は12月であることがほとんどです。そのため、中古車を購入する場合はボーナス支給時期に合わせてみることをおすすめします。また、この時期は相場価格の変動も落ち着くため、希望する車を探しやすいでしょう。

年式が更新される毎年1月

年式とは、車が初めて新車として登録された年、もしくは車が製造された年のことです。古い車は「低年式」と呼び、新しい車の場合は「高年式」と呼ばれています。年式は毎年1月に更新され、更新のタイミングで2年目の車の年式3年目となり、1年分の価値が下がる仕組みです。価値が下がると販売価格も安くなるため、この機会に販売価格を改定する業者も存在します。

ただし、車の状態は低年式よりも高年式の方が良好であることがほとんどです。車のコンディションを重視して中古車を選ぶなら、低年式はあまりおすすめできません。