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最新ケータハムに試乗 シビれる軽量スポーツ

手の内に収めていく感覚が楽しい「485」

165プロトタイプには試乗できなかったが、せっかくケータハム本社まで行ったのだからと、最新モデルの「485」と「620R」に試乗してきた。

485はストリート向けのセブンとしては最速の部類。525kgの車両重量に240psのフォード・デュラテック・エンジンを搭載する。これまでのエントリーモデルの1.6Lフォード・シグマ・エンジンが122ps、その上の2.0Lフォード・シグマ・エンジンが178psなのに比べるとグッとパワーアップされていて0-60MPH(0-96km/h)加速は3.4秒と俊足だ。だから気軽に走り出すというわけにはいかない。シートポジションを慎重に合わせ、4点式シートベルトをグイグイと締め付けるとともに、小さなペダルを操作しやすいようにレーシング・シューズか小ぶりなドライビング・シューズに履き替えておく必要がある。

加速はさすがに強烈! 1速で唐突なクラッチミートを行えばリアタイヤは簡単にホイールスピンを起こし、なかなか収まらない。セーフティに楽しむには、繊細なアクセルワークと自制心が必要だ。だが、慣れてくると決してエンジンが過剰というわけでもないことがわかってくる。シャシーも長年造り続けているだけあってよく調教されており、無茶をしなければ安定して素早いコーナリングが可能なのだ。ある程度のスキルがあれば、だんだんと手の内に収めていく感覚が味わえるはずだ。

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