10万キロ走った車はどんな状態なのか。需要の傾向や購入時の注意点【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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車を安全に乗るために欠かせないメンテナンスの内容は、車の年式や走行距離、都度起きる不具合の内容によって異なります。10万km走った車にはどんなメンテナンスをすることが多いのでしょうか。走行距離が10万kmを超えた愛車に必要なメンテナンスの詳細を、あらかじめ確認しておきましょう。
エンジン回りのメンテナンスで注意したいのが、エンジンオイルやエレメントの交換です。エンジンオイルは、一般的に1万5,000kmまたは1年ごとに交換することを推奨されています。10万kmを超えて走行する場合、こまめにエンジンオイルを交換しましょう。
加えて、ブレーキをかけた際に摩耗するブレーキパッドの状態確認も大切です。ブレーキの効きが悪くなってからでは事故を招く恐れがあるため、定期的に点検を行い、摩耗が確認された場合はすぐに交換しましょう。
タイミングベルトは、エンジンを正常に動かす際に重要な部品です。近年ではタイミングチェーンを使用するようになり、ベルトの交換を行う必要性は下がりました。しかし、現時点で10万kmを走行している車であれば、タイミングベルトを使用している可能性は大いにあります。
タイミングベルトの寿命は8年~10年程度とされているため、1年間で1万km走行している場合、10万kmを走行した車はちょうど交換の時期でしょう。なお、交換の際は、状態確認も含め専門店や整備工場に依頼することをおすすめします。
走行中の揺れや衝撃を抑えるために、車の内部には至る所にゴムでできた緩衝材が使われています。走行距離が10万kmを超えるということは、その分緩衝材に負荷がかかる回数も多いということです。緩衝材が劣化すると、「走行中の振動が大きくなった」「足回りから異音がする」「エンジン音が大きくなった」などの不具合が起こり得ます。
なお、一概に緩衝材の劣化が影響とは言い切れませんが、運転中に違和感を覚えた場合はエンジン回りやフレームだけでなく、緩衝材もしっかりメンテナンスしてもらいましょう。
車のバッテリーは、バッテリー上がりだけでなく経年劣化により交換が必要となる場合があります。バッテリーの寿命は2年~3年程度ともいわれているため、車検の度に交換をしている方も少なくありません。
エンジンの始動回数が多いほど、バッテリーに負荷がかかります。10万kmを走行した車であれば、バッテリーの状態をこれまで以上にこまめに確認すると安心でしょう。
10万kmを走行した古い車にありがちなのは、エアコンの臭いです。この臭いは、内部のカビが原因となっているケースが少なくありません。消臭剤を使ってもなかなか取れない場合は、エアコンフィルターの清掃や交換といったメンテナンスが必要です。
また、エアコンの効きが悪い場合は、エアコンフィルターの交換だけでは改善せず、コンプレッサー回りの整備が必要となることもあるでしょう。エアコンの関連部品をすべて確認するのはセルフでは難しいため、専門の業者に依頼しましょう。
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