輸入車にも追い風吹く 5月のマーケット概況
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した4月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車全体では29万8311台で、前年同月比126.4%と9カ月連続で前年を上回った。前年同月比が2ケタのプラスになったのも6カ月連続と、依然としてハイペースな回復傾向が続いているが、いわゆる金融危機前の08年4月の販売台数、30万5847台との対比では97.5%と2.5%のマイナス。本格的な売れ行き復活までいま一歩といった状況だ。9月末には回復基調となった要因の一つ、新車購入補助金制度が終了するため、今年は上半期のがんばりがカギを握る。その意味では夏のボーナスシーズンには各メーカーとも積極的な拡販施策が展開されそうだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車の販売台数は18万9676台で、前年同月比139.4%(日産デュアリス輸入分含む)。一昨年の08年4月データ、18万6046台と比べても、前年同月比2.0%のプラスと絶好調だ。メーカー合計では、軽自動車が主力のスズキとダイハツ以外は前年を上回り、前年同月比9.4%増のスバル以外は2ケタプラスをキープしている。月間ランキングでは12カ月連続トップの「トヨタ プリウス」をはじめ、「ホンダ フィット」、「トヨタ ヴィッツ」のトップ3は4カ月連続で変動なし。ハイブリッドセダンの「トヨタ SAI」が4011台で11位にランクアップし、「ホンダ CR-Z」も2732台で24位につけたが、「ホンダ インサイト」は2890台で23位と低調。マーケットを牽引してきたハイブリッドカーといえども、単なる価格面の魅力だけでは勢いを維持できないということだろう。
軽自動車は9万7968台で、前年同月比109.4%と2カ月連続で前年を上回った乗用車部門だけでなく、貨物車を含めた全体でも13万370台で110.8%と4カ月連続のプラス。08年4月の販売台数、13万3584台と比べると、4.0%減だが、回復基調になったのは間違いない。
輸入乗用車の販売台数は、海外メーカー製、日本メーカー製含めた全体で1万667台、前年同月比102.9%と6カ月連続のプラス。特に海外メーカーの輸入乗用車は1万203台、前年同月比5.9%増と好調だ。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、VW(フォルクスワーゲン)が2805台で4カ月連続トップ。2位1654台のメルセデス・ベンツ、3位1446台のBMW(ミニを除く)、4位1080台のアウディで順位に変動はないが、BMWだけは前年同月比82.6%と元気なし(他の3ブランドは2ケタ増)。5位ミニも721台、93.4%と苦戦しているだけに、テコ入れ策が急務だ。
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