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輸入車にも追い風吹く 5月のマーケット概況

ココも気になる!その1

新興国市場の拡大で、国内メーカーの業績悪化に歯止めが!

 国内乗用車8メーカーの10年3月期業績が発表となった。通期(09年4月~10年3月)の売上高は8社とも前年比マイナスだったものの、営業利益は黒字を確保。昨年4610億円の赤字を記録したトヨタが1475億円の営業利益を記録したほか、ホンダは国内メーカートップとなる3637億円、日産も3116億円の黒字に転じた。これは徹底した原価低減や固定費削減努力が実ったことに加え、中国、インド、東南アジアなど新興国の需要が拡大したことが要因だ。特に日産は中国では85万4000台(合弁先の東風ブランド含む)と国内メーカートップの販売台数となり、前年同期比53.3%増と絶好調だった。

 中国は09年の年間自動車販売台数が前年比46.2%増の1360万台(中国汽車工業協会発表値)と過去最高となった。これまで国内メーカーが主要市場として位置づけてきたアメリカは、乗用車、ライトトラックのみでは09年1040万台(米調査会社オートデータの速報値)にとどまり、大型商用車など他部門の販売台数を加えても、中国がアメリカを大きく上回る結果となった。中国が自動車販売台数世界一の座についたのは間違いない。

 そんな中国をはじめとする新興国市場を注視する国内メーカーは、10年度(10年4月~11年3月)の世界市場における販売計画で、トヨタグループ(ダイハツ分含む)729万台(09年度比0.7%増)、ホンダ361万台(同6.6%増)、日産380万台(同8.1%増)など、10年3月期を上回る売れ行きを予想している。日本市場は、トヨタグループ192万台(09年度比11.2%減)、ホンダ63万台(同1.7%減)、日産60万台(同4.8%減)など補助金制度終了による落ち込みを見込んでいるが、その分、回復基調となっている北米市場や新興国市場でプラスにもっていきたい狙いがあるようだ。中国に強い日産の380万台は過去最高となる数字。今後は中国市場の動きにも要注目だ。

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