ドイツ勢の自動運転や電化、HMIの未来は?…CESレポート【前編】
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:各メーカーオフィシャルなど
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:各メーカーオフィシャルなど
いやいや、クルマだけではなく、バイクまでがつながる「コネクテッド・ライド」のシミュレータも体験した。乗用車で導入済みの「コネクテッド・ドライブ」のバイク版だが、ライダー向けに情報を精査し、ヘルメットに備えた光学装置で投影するなど、バイクの運転を邪魔しない工夫が施されている。
一見すると、グーグルグラスのようだが、実際に体験してみると、似て非なるものだった。ライダーの視界を妨げずに車両情報や交通情報が投影され、視線がやや遠目の中央におけるなど、運転に集中できる工夫がされている。情報についても、最高速などの車両情報に加えて、工事や渋滞などの重要な交通情報に絞って提供する。
会場での展示とは別に、「i8ミラーレス」の公道試乗をする好機にも恵まれた。死角が減って安全性が高まるほか、空力向上によって1%の低燃費化ができるなど、いいこと尽くめのように思える。
左右とリアに傷になりにくいゴリラガラス2を採用し、カメラは通常の2倍のフレーム数でカラー表示が可能なスペイン・フィコサ製。カメラの画像を合成して、ルームミラーの形をしたディスプレイに表示するのだが、左右に首を振って見る物理ミラーに慣れているので、多少の違和感は感じる。日本でも法制化の動きが進んでおり、BMWでは2018年ごろの実用化を目指して、鋭意開発中だ。
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