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日本向けに最適化!BMW・3シリーズに試乗

日本仕様は全幅1800mmに

大きな成功を収めているモデルだけに、外観のてこ入れはごくごく控えめ。クルマにさほど興味のない人の場合、新旧モデルの違いを見分けるのは難しいのではないだろうか。その一方で、現行3シリーズのオーナーからすると「見た瞬間に違いがわかる」程度の変化はちゃんとある。具体的には、トレードマークでもあるキドニーグリルが大きくなると同時に、ボンネットにはアローシェイプと呼ばれるプレスラインを採用。さらに、曲線と曲面を採り入れ立体感を増したフロントバンパーや、上部に磨りガラス状のアイラインが入ったヘッドランプ、LED式ターンシグナルランプなどとあいまって、フロントフェイスはより精悍な表情になった。控えめながらも伝統のL字型が復活したリアコンビランプも目新しい部分だ。その他、フロントで5mm、リアで20mm拡がったトレッドや、欧州の法規制に対応して上下方向が大きくなったドアミラーも、マニア的な視点から眺めると注目に値する変更点である。

しかし、今回のマイナーチェンジでもっとも注目すべきは、実はフロントのドアハンドルという小さなパーツである。マイナーチェンジで全幅が1815mmから1800mmへと縮小したのは、ボディのなかでもっとも張り出していたドアハンドルを従来よりフラットな形状にしたため。これにより、従来は全幅制限にかかって出入り禁止だった一部の立体駐車場を利用できるケースが増えることになる。ちなみにこの変更は日本仕様限定。全体の5%にも満たない台数しかさばいていない日本マーケット向けに専用パーツを起こしてきたあたりは、実にきめ細かいローカライズである。数値にすれば片側数mmずつの小型化にすぎない。が、ドアハンドルの内部にはキーレスエントリーの回路などが入っているため、実際はかなり大変な作業だったという。

BMWは、駆け抜ける歓び=ドライビングプレジャーの追求には揺るぎない信念をもって取り組んでいる。しかし、だからといって頑固一徹で唯我独尊なブランドではない。ドアハンドルの改良が示すように、各地域ごとに異なるユーザーニーズにきめ細かく対応するしなやかさをも併せもつ。それが、世界中で3シリーズが根強い人気を保っている大きな理由のひとつではないだろうか。

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