あの環境大臣発言から考えた。ミニバンなどの大衆実用車はもっとセクシーでいい!
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
多くの人が言う「ミニバンなどの運転を担当する人は、その車にいちいちドライビングプレジャーやデザイン性の高さなど求めていない場合が多い」というのはもちろん理解できる。
「そんなことよりも、家族を乗せるようになると実用性やら居住性やらのほうがずっと重要になるんだよ」というのもわかる。完全アグリーだ。
そういった意味で「特に運転が楽しいわけではなく、むしろ退屈で、パッとしないデザインの車なのだが、家族を乗せる分には何かと便利である」というタイプのミニバン等に乗っている人に、文句を言うつもりはいっさいない。当たり前である。
自分が言っているのはそういうことではなく、もっと単純な話なのだ。
「何かと便利な車」は素晴らしい。
だが「何かと便利」に加えて「運転自体もけっこう楽しい=操舵フィール等がセクシーである」という車がもしもあったとしたら、そっちに乗るほうが「より素晴らしい」じゃないか。
さらに、「何かと便利」「運転自体もけっこう楽しい」にプラスして「見た目的にもわりとセクシー」な実用車があったならば、それって「毎日がポイント3倍DAY!」みたいなものじゃないか。
自分が言っているのはそういうことだ。
とはいえこれも、運転という行為やプロダクトデザインに対して意識的な人にとってのみ通用する話であって、「そもそもそこはどうでもいい」と考えている人にとっては無意味な議論なのだろう。それも、わかる。
だが不思議なのは、たぶんだが「車」とか「運転」、あるいは「車のカタチ」とかが大層お好きな人が多いであろうここcarview!で、「ミニバンやトールワゴンの走行フィールとデザインがセクシーかどうかなんて、心底どうでもいいよ」と考える人が一定数以上いることだ。
さまざまなことを(いちおう)理解しているつもりの自分ではある。
だがそこだけは、たぶん一生理解できないだろう。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
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