【BMW渾身のスパルタマシン】新型「BMW M2」はライバルよりお買い得?
掲載 carview! 文:編集部 19
掲載 carview! 文:編集部 19
>>M2のカタログ情報をチェックする
>>M2の専門家とユーザーのレビューをチェックする
2月27日に国内販売が開始されたBMWの新型「M2」。この時代にあえて、電動デバイスを採用せず、フロントの直6ツインターボユニットのみで駆動するスパルタンなマシンは貴重な存在。そんなM2にライバルはいないのか? 今回は、競合相手になりそうなアウディ「RS3 スポーツバック」およびポルシェ「718ケイマンS」と比べ、新型M2は「買い」なのかじっくり見ていきたい。
>>RS3 スポーツバックのカタログ情報をチェックする
>>RS3 スポーツバックの専門家とユーザーのレビューをチェックする
>>718ケイマンのカタログ情報をチェックする
>>718ケイマンの専門家とユーザーのレビューをチェックする
<上の写真とページTOPの写真:BMW M2>
まず、スペックをおさらいすると、新型M2が搭載するS58型直6ツインターボは、先代の最強グレード「M2 コンペティション」からプラス50psとなる460ps/550Nmを発生。8速ATまたは6速MTを介して後輪を駆動する。BMWの発表によると、0-100km/h加速はATで4.1秒、MTでは4.3秒とのことだ。
これに対し、今回比較するライバルはというと、RS3 スポーツバックはオリジナリティあふれる2.5L直5ターボユニット(400ps/500Nm)をM2同様フロントに搭載。トランスミッションは7速Sトロニックのみで、伝統のクワトロシステムにより4輪を駆動し、0-100km/h加速は3.8秒となる。
718ケイマンSは2.5L水平対向4気筒ターボ(350ps/420Nm)で、気筒数こそ最も少ないが、重心の低いボクサーユニットを運転席背後にミッドシップマウントしていることがポイント。トランスミッションは7速PDKもしくは6速MTで、0-100km/h加速はPDKが4.4秒、MTが4.6秒と、こちらもMTが0.2秒遅れとなる。なお、アウディのSトロニックとポルシェのPDKはともに、デュアルクラッチトランスミッションの一種だ。
走りを左右する車両重量は、新型M2が1730kg(MTは1710kg)、RS3 スポーツバックが1600kg、718ケイマンSが1520kg(MTは1490kg)と、それぞれ100kg近い差がある。ボディタイプは、新型M2と718ケイマンSが2ドアクーペ、RS3 スポーツバックが5ドアハッチバック(セダンも設定あり)なので、意外にもハッチバックで重量のかさむAWDのRS3 スポーツバックが健闘している感がある。
<上の写真:アウディ RS3スポーツバック/セダン>
次に価格(消費税込み)を見ていこう。新型M2はAT、MTとも958万円。これに対し、RS3 スポーツバックは820万円。718ケイマンSはMTが967万円、PDKは48万円のオプションなので、PDKを選択した場合の価格は1015万円となる。
>>M2のカタログ情報をチェックする
>>RS3 スポーツバックのカタログ情報をチェックする
>>718ケイマンのカタログ情報をチェックする
1馬力あたりの単価を算出すると、新型M2が2万0826円/ps、RS3 スポーツバックが2万0500円/ps、718ケイマンS(MT)が2万7629円/psとなり、馬力に単純化したお買い得度はRS3 スポーツバック>新型M2>718ケイマンSの順だ。
ただ、注意したいのは装備の充実度。718ケイマンSは電動格納ドアミラー、左右独立エアコン、LEDヘッドライトなど、このクラスでは付いていて当然という装備がことごとくオプションなので、これらを加えていくとあっという間に値段が上がる。ポルシェは吊しとオプション込みの乗りだし価格が百万円単位で変わってしまうため、やはり718ケイマンSは1クラス上のプレミアムモデルと捉えた方がよい。
<上の写真:ポルシェ 718ケイマンS>
となると、現実的には新型M2とRS3 スポーツバックの一騎打ちになるが、この2台、装備の充実度は同レベルながら、新型M2は2ドア、FR、MTの設定とドライビングに特化している一方、RS3 スポーツバッグは5ドア、AWD、ATのみとユーティリティも高く、キャラクターがかなり異なる。
<上の写真とページTOPの写真:BMW M2>
よって、運転を楽しむことに主眼を置くなら新型M2、買い物から峠道までマルチにカバーしたいならRS3 スポーツバックを選ぶのが正解だろう。だがやはりクルマ好きの視点で言えば、ニッチ市場にここまで力の入ったニューモデルを投入してくるBMWの意気を買って、新型M2をイチオシとしたい気持ちはある。
>>M2のカタログ情報をチェックする
>>M2の専門家とユーザーのレビューをチェックする
>>M2の歴代モデルをチェックする
>>M2の中古車相場をチェックする
写真:BMW、アウディ、ポルシェ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
路線バス会社の「96%」が赤字だった! なぜここまで追い込まれた? あなたの街は大丈夫? 低年収、長時間労働…構造不況からの脱却は可能か?
コインPで「あなたのクルマ駐車NGです!」 なぜ停めちゃダメ? 「ハイエース」や「SUV」が“利用不可”のことも… 駐車場利用「前」に確認したいポイントとは
何を持って行けば安心? 初めてのツーリングに持って行くべきアイテムとは
二輪車専用トレーニング複合施設「マッスルバイク ファーム」が4/26グランドオープン! レッスンメニュー&キッチンカー導入
ニッサン、新型『エルグランド』の外観デザインを一部公開。正式発表は2025年度後半
伊スーパーハイエンドオーディオ「audio solution」のパワーアンプ4機種&プリアンプ2機種が初上陸
『イタリア発 大矢アキオ ロレンツォの今日もクルマでアンディアーモ!』第56回【Movie】━━クルマのカセットテープ化、着々進行中? パリ「レトロモビル」2025リポート
元京王の名車の“最も原型に近い編成”で特別運行 往年の「スーパーライナー」級ダイヤ 1日限り
約100万円! ダイハツ新「軽トラ」がスゴイ! “精悍顔”&“オシャ”カラー設定の「ハイゼットトラック」!“カラフル”なボディカラー設定とは
軽なのに本気すぎる!? 走りも映えも全開な「軽オープンカー」“名車”5選 それぞれの“個性”と今の中古相場とは?
日本の2代目テラノとはちと違う「テラノII」! 欧州仕込みの走りで勝負もイマイチ人気の出なかった日本名「ミストラル」を知ってるか?
予想外の軽快感にビックリ!? ハーレーダビッドソン「ストリートボブ」にアクティブバイク女子の指出瑞貴が挑戦! イケメン度は星5つ!!
新型「モデルY」は走りもよし、使い勝手もよし。かつて“変わったクルマ”だったテスラも今や追いかけられる存在に
【独自】1600万円超!? アウディ史上最高級SUV「SQ9」は市販に向けニュルで限界テスト中…26年前半公開へ
【全高1550mm問題】一般的な機械式立体駐車場が使えるSUVはどれくらいあるの? 国産ナンバーワンのラインアップはマツダだった
サイズも装備も近い「シエンタ」と「フリード」。“子育てファミリー向け”で比較すると一択になる理由
【モデル末期でも買ってOK?】オーナーレビューから読む「CX-5」が長年好評なワケ…ただし気になる指摘も
【N-BOX強すぎ問題】だけじゃない。「N-WGN」販売苦戦の痛すぎる理由…復調の可能性はないのか?
中古で狙う「マニアックなスズキの名車」3選 海外製ならでは走りの良さや6速ATなどおすすめポイントを解説
【日本の宝】「スイフトスポーツ」実際どうなの? 購入者はコスパの高さに満足も、やや気になる点も
「これがアウトバック?」巨大SUVに転身した新型が発表される。500万後半スタートで…日本発売はあるか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!