韓国最新モデルに試乗 ショートインプレッション

タイヤはコンチネンタルの最新シリーズ、プロコンタクト（225/55R17）。前後マルチリンクでショックアブソーバーはザックス製のエアサス。

＜石井昌道氏のインプレッション＞

コランドCはチョイ乗りだと硬くて足が動かないので、ガサツなクルマという印象だった。だが速度を上げていくと意外や快適でビックリ。ヒュンダイ＆キアが安楽系なセッティングなのに対して、サンヨンはマツダやスバルのように硬派な走りを作り込んでいるようだ。2.0リッタークリーンディーゼルもトルクは充分出ていて、音振は安っぽいものの、欧州の中堅ディーゼルに充分匹敵するレベルにある。ただしATは容量が少ないのか、トルコンスリップが大きい。サンヨンは資金難も指摘されているが、そうした中で、初のモノコックボディに挑戦してここまで仕上げたのは、なかなかポリシーがあると思う。