新型ゴルフ海外試乗記。清水和夫が報告!
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
ここで新型ゴルフVIの技術的なハイライトを探ってみよう。ボディのスリーサイズはほとんど変らない。若干デザインの関係で大きくなっている。しかし、一目で感じることだがインテリアはかなり質感が高まっている。ダッシュボードの素材やシートもより上質なクオリティを持っている。
ゴルフVIには派手な新技術はあまり見あたらないが、VW側の説明では包括的に「ドライバーアシスト」と呼ばれる技術が新しい。具体的にはまず、DCCと呼ばれるアダプティブ/ダンパー。これはパサートCCで登場した技術だ。さらにミリ波レーダーを使って自動ブレーキと完全停止も可能なアダプティブ・クルーズコントロール。リヤビューカメラやパーキングアシストなどは日本ではあまり珍しくないがIT化が遅れたVWでは新しい技術なのだ。
エンジンは1.4リッターのガソリン直噴過給が中心だが、ギアボックスは今年の初めに登場した新開発の7速DSGがつく。この7速DSGはクラッチが従来の湿式から乾式クラッチに変更されたことで、油圧ロスが少なくなっている。つまり燃費の改善とよりダイレクト感のある走りが期待できる。実際にステアリングを握ってみてもその謳い文句通りであった。
7速ギアは完全なオーバードライブで、ある程度速度(60km/h以上)を上げないと7速が有効に使えない。その一方で、1速ギアはかなり低いギア比を持っているので加速性能に有利だ。だが、低いギア比の本当の狙いは、半クラッチを使う時間を短縮できるというのが、このギアボックスを開発したエンジニアの言い分だ。6速DSGとは違った特徴があるので、そのコツをつかむと上手に走ることができる。160馬力のツインチャージャーはエンジンの低速トルクとスロットルレスポンスが高いから、ドライバーは運転を楽しむことができるが、助手席の人の立場では、ちょっとダッシュが利きすぎる場面もある。発進時のスロットルはデリケートに扱いたい。特に飛ばしやサンでないかぎり120馬力のシングルチャージャーのTSIで充分なパフォーマンスだ。私なら120馬力のTSIを選ぶだろう。
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