【そこまでやるか】25年発売の未来カー「ホンダゼロ」の斜め上な“新技術”のウンチクをサラッと紹介
掲載 carview! 文:編集部/写真:ホンダ技研工業 16
掲載 carview! 文:編集部/写真:ホンダ技研工業 16
走りの面では、ホンダゼロはステア・バイ・ワイヤ(ステアリングシャフトではなく、電気信号でタイヤを制御)の採用や、ホンダが「アシモ」などで培ってきたロボディクス技術から生まれた姿勢制御技術などが使われることがアナウンスされています。
●その5|ダイナミクス統合制御
今回はそのホンダゼロのプラットフォームを使ったテスト車両にも試乗しました。外側は「CR-V」や「アコード」だけど中身はホンダゼロというもので、ステア・バイ・ワイヤや、アシモの姿勢制御技術から発展した3次元ジャイロなどが組み込まれた近未来カーです。
担当が試乗したのはCR-Vルックの試作車
パイロンスラロームでは、クルマが旋回外側前輪に理想的に荷重しながら曲がって行く感覚や(自分が上手くなったように感じる)、路面の凹凸などの外乱を受けないクリアなバイワイヤステアの操作感が印象的でした。ブレーキと駆動モーターの協調制御によるボディコントロールも従来のBEVよりさらに洗練されるなど、ホンダゼロ市販モデルの走りにも期待が高まります。
●その6|ゼロシリーズ向けE&Eアーキテクチャ
現代のクルマには想像をはるかに超える数のセンサーや電子制御部品が搭載されていますが、乱暴に言ってしまうと、これらの機器は今のところそれぞれ別個に搭載され、独立した回路やチップが与えられたまとまりのない状態なんだとか。
これらをビークルOSのもと、先進運転支援/ダイナミクス制御やエネルギーマネジメント/車載インフォテインメントの3つのドメインに集約することで、チップや回路や配線の無駄を省き、ソフト開発をスピードアップ。最新機能の無線アップデート(OTA)なども簡単になりそうです。
ホンダゼロではセンサーや電子制御の統合整理が進む
・・・ほかにも様々な技術展示があったのですが、ここまでお付き合いいただいた読者におかれましては「自動車の開発や生産にはたくさんの分野があって、それぞれが星の数のような進化を積み重ねておるな」的なご感想を抱かれたのではないかと推察いたします。
こうした技術革新はホンダに限らず、あらゆる自動車メーカーが様々な領域でトライしていて、今回ご紹介した技術に似ていたり、匹敵したりするものも無数に生まれているはず。そして、それでもホンダゼロが、今ホンダが使える最新技術を全力でぶち込んだ“気合が違う新型車”となりそうなのは間違いのないところではないでしょうか。
もっとも今まで見たこともないような薄くて軽いサルーンの市販モデルが登場したとして、果たしてこれが超話題になってヒットするのか、という点はこれまた未知数だったりもしそうですが。
というわけで、あと2年もしないうちに登場するホンダゼロに引き続き注目であります。まずは来年年初のCESに登場する第3弾のコンセプトカーで、その後に控えた市販モデルの“未来レベル”がリアルに見通せることを期待したいと思います!
<終わり>
|あわせて読みたい|
>>2年後にこの形で登場!? 新ブランド「ホンダ ゼロ」が目指すものとは
>>40年前でコレ? 世界で話題ホンダのコンセプト「HP-X」が超未来的で今作ってほしいレベル
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「ホンダの時代が来た」 CEOが語るEVの未来 世界で存在感を示せるか
むしろ「モンデオ」の後継車? フォード・カプリ AWDへ試乗 目標はファミリースポーツカー
水素で走るSUV「ホンダ CR-V e:FCEV」を公道初試乗!優れたパッケージングに秘めた「元気」の力に驚いた
FFスポーツ実験は大成功! ホンダCR-X シビック 2台の「Si」(1) タイプR誕生前夜
【試乗】N-VAN e:の走りがスゴイ理由に納得! これは序章にすぎないホンダの「EVリ・スタート」だった!!
ロータスのハイパー電動SUV「エレトレR」が体現する近未来のクルマ造り
ホンダ「CX500ターボ」で知る「ターボ」の目覚め ミドルクラスの未来予想図
「えっ…!」1800馬力で最高速445km/h! ポルシェ×リマックが手がけた“新生ブガッティ”のハイパーカー「トゥールビヨン」ってどんなクルマ?
【ハイテク機能を搭載した帰国子女】ホンダCR-V e:FCEV試乗記
ホンダの新SUV「CR-V」にはエンジンがない!? “燃料電池で発電”モーターで駆動! 欠点さえ許容できれば「全方位的に魅力的」
1度でいいから運転してみたい! 伝説の3座マクラーレン「F1ロードカー」から始まった「アルティメットシリーズ」を一挙紹介!!
【初のハイブリッド911登場!】クーペに加えコンバーチブルとタルガバージョンもフレッシュアップ!改良された新型ポルシェ911の全情報!
【その場でクルクル回る】巨体なのに小回り抜群!? メルセデス・ベンツ G 580 ウィズ EQ テクノロジー発売
【ハイブリッドは本当に自社開発】次期「CX-5」に公式の新情報3つ。予想より発売が遅れる可能性も
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
スペックも価格も「ランクル250」とガチ勝負!? ホンダ最強オフ性能の新型「パスポート」がかなり本気
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
2635万円のメルセデス・ベンツ「完全電動Gクラス」試乗 最重量級3トンオーバーの走りやいかに?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!