ボルボ、新型S60を公開 同ブランド初のアメリカ生産。ディーゼルは見送り
掲載 更新 carview! 写真:ボルボ・カーズ
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かねてより新型の登場が予告されていた新型ボルボ「S60」。その全貌がついに明らかになった。ボルボ・カーズは6月20日、新型S60を生産地である米サウスカロライナで公開した。
スタイリングは先んじて発表されたワゴン版の新型「V60」に準じるが、リアエンドはフラッグシップ「S90」と同様のスカンジナビアンテイストを感じさせるデザインとされた。最近のボルボは、デザイン訴求力が強く、このクラスの定番であるドイツ勢に飽き足らないユーザーに対しても強いアピールとなりそうだ。
なおプラットフォームは、フラッグシップモデルの90シリーズと共通のものを採用しており、こちらは衝突安全試験で高い評価を獲得している。
パワーユニットは2種類のガソリンユニットに加え、メーカーの電動化計画に沿って340馬力と400馬力のプラグインハイブリッドが用意される。また、パフォーマンスを求める顧客に向け「ポールスター」から415馬力のハイチューン版プラグインハイブリッドもリリースさる模様だ。なお最近の脱ディーゼルの流れを受け、ディーゼルエンジンの設定は見送られた。
ボルボならではの充実した安全装備も注目に値するポイント。自動ブレーキシステム「シティ・セーフティ」はマーケットで唯一、歩行者や自転車、動物にまで認識する。さらに対向車との衝突リスクを自動ブレーキで軽減する機能も備える。
また、車線内の走行をサポートするためにアクセルやブレーキに加え、ステアリング制御も行うパイロットアシストシステムもオプションで用意される。こちらのシステムは時速130km/h以下に対応し、コーナリング走行時の制御が向上しているという。
なお新型S60は、ボルボとして初めて米国で生産が行われる。ボルボは同モデルの生産に向け、サウスカロライナ州チャールストンに新工場を建設し、万全の体制を整えた。意気軒昂なスカンジナビアンブランドが気合いを入れて開発した新型S60。日本導入が楽しみだ。
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