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車の個人売買をトラブルなく進める為の確認事項やトラブル例を徹底解説【購入ガイド】

車の個人売買で必要な確認事項

では、個人売買での思わぬトラブルを回避するためにも、どのような点に注意すれば良いのかをおさらいしてみましょう。あらかじめ注意事項を確認しておけば、余計なトラブルを回避できます。

また、相手が手続き方法をよく知らないことも考えられます。どのような状況でも、慌てず冷静な対処を行うことが大切です。

買い手:現車確認

まず、車両状態をしっかりと確認してから売買の手続きを進めましょう。車両状況を事細かに伝えてくれる親切な売り手と取引できれば良いものの、なかには取引を有利に進めようと悪い部分を隠すこともあるかもしれません。「買い手がしっかりと確認をしていなかったことが悪い」という結果にならないためにも車両状態の確認は重要です。

取引相手が遠方に住んでいる場合は、内装・外装の写真を詳細に撮ってもらいましょう。エンジンルームやタイヤのコンディションなど、気になる箇所はすべてチェックするのが理想的です。

買い手:修復歴・メンテナンス頻度を確認

修復歴とは、事故や災害、水没などのトラブルで車の骨格部分に損傷を負った車のことを指します。骨格部分はたとえ修復や整備を行ったとしても、修復歴のない車と比較すると乗車時にトラブルが発生することも否定できません。

そのため、中古車販売店においても、修復歴のある車は販売価格が低くなる傾向にあります。一見しただけでは修復歴があるとは判断がつかない場合も多いため、車両状態は売り手から詳細に聞き取るよう心がけましょう。

売り手にコンディション不良の自覚がなかったとしても、整備やメンテナンスを定期的に行っていない車両は買い手への譲渡後に不具合が発生する場合もあります。車検はもちろんのこと、法定点検などのメンテナンスをしっかり行っているかどうかを確認しておくことも重要です。

売り手:車の状況を正確に伝える

個人売買では、売り手側にとっての現状引き渡しで車を販売することになります。トラブルなく引き渡しを済ませるためには、売り手側が車の状況を詳細に把握しておくことが必要です。

また、過去に法定点検などで行った整備士によるメンテナンス記録簿などを参考に、現在の車のメンテナンス状況を買い手に細かく伝えると、お互いに安心して取引を行えるようになります。

売り手:買い手が確認した状況を最大限維持する

買い手との現物確認を行った後に、売り手がまだ車を利用したり、引き渡しまでの時間が長く開いてしまったりというケースもあるかもしれません。そのような場合、「確認したときはこの状態ではなかった」というトラブルを起こさないためにも、車のコンディションを現状維持させるように努力しましょう。

また、売却する車に乗る可能性がある場合は、買い手に「引き渡しの日までは車を利用する」と伝えておくと親切です。

両者:双方同席のもと車両状態の確認を行う

特に契約書での締結を実施しない個人売買では、証拠となる文面でのやり取りがないため「言った」「言わない」のトラブルが発生しがちです。車両状態の確認は、なるべく双方同席のうえで行うことをおすすめします。

細かな諸費用や名義変更代金、車検代といった販売価格以外の諸経費についても、どのように支払いを済ませるのか事前に確認しておくことも重要です。

両者:車の引き渡しは売買契約締結後

知人同士の取引であっても、契約書を作成して取引内容をお互いに確認できるようにしましょう。車の状況や販売代金、引き渡し時期とその方法、支払い期限と方法、各諸費用の負担先などを契約書に盛り込むようにします。

これらの情報を明確にしておくことで、仮に代金の未払いや持ち逃げといったトラブルが発生したとしても契約書が物的証拠となるため、被害を最小限に抑えることができるでしょう。

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