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ラリーアート国内版試乗 エボXとの走りの違いは?

AYC無しの素直な旋回性

好印象だったのは、ACDを採用した4輪駆動システムがもたらす素直な走り。ランエボXとは異なり、後輪の左右トルクをコントロールするAYC機能が無いからこそ実現できていると言えるが、カーブを曲がっていてアクセルを踏むとグイッ曲がるランエボ特有の動きはなく、極自然に走行ラインが膨らんでくれる。その上で、路面を強く掴んでいる安定感は健在だ。

もちろん速さを求めればランエボが採用している、AYCやACDを統合制御して違和感を少なくしたS-AWC採用の4輪駆動システムが欲しい。しかし、アクセルを踏むとさらに曲がるという特性は、世界中のクルマを探してもランエボだけという特有の動きであり、どこまで洗練されようとも慣れを必要とするもの事実。これが他にはない魅力として存在するので、S-AWCを否定するつもりは無く、むしろこれからも洗練させてもらいたい思いはある。だが、誰もが扱える、誰もが恩恵に授かれる、他のクルマから乗り換えても違和感がない。これらの極自然なフィーリングをラリーアートの4輪駆動システムがもたらしていることに好感が持てたのだ。

AYCの4輪駆動でお伝えしたように、高い走行性能を持っていながらも、過度に“尖がっていない”からこそ、誰もがどのようなシチュエーションでも違和感なく乗りこなせる乗り味。これがランエボXとギャランを埋めるべくラリーアートが狙った乗り味なのだろう。メーカーからの技術説明に加え、試乗してそう感じたからこそ、僕の言葉として“程よい”スポーツ性と表現してきたが、そのような観点ではSSTも見事だ。

多少スタート時にアクセルをラフに踏むとギクシャクする感覚はある。だが慣れてしまえば日常でもスムーズな加速が出来るし、アクセル操作に対するダイレクト感があるのでスポーティにも走りやすい。また、2リッター・ターボも240馬力でランエボのデチューンと思われそうだが、ワインディングをスポーティに走る限り十分な加速力があるうえに、ターボの有効回転域に差し掛かった時の加速感だけを取り上げれば、感覚的にはランエボと同様ともいえる刺激もある。加えて過度に出力が高くないからこそ、アクセルワークにはシビアな操作が要求されないので街中も走りやすい。

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