【実走テスト】スマートフォンがカーナビに変身
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:篠原 晃一
さて、ナビ機能ばかりにスポットを当ててしまったが、この他にもドライブをサポートする機能が満載である。まず最初はエコ機能である。現在のエコトレンドはご存じの通りだと思うが、前述したセンサーを使うことで“燃費効率”を推計する。カロッツェリアはすでに昨年発売したハイエンドの『サイバーナビ』で、エコルートの案内機能を搭載済み。そこまではいかないが、小さいボディによくぞこれだけの機能を盛り込んだと言っていいだろう。
ユーザー自身のエコドライブ度を確認する方法は2つ。クレードル下部に設置されたLEDによる表示(エコイルミネーション)とスマートフォン側での専用表示(エコステータス)である。普段使いであればLED表示がわかりやすい。スタート・アクセルワーク・ブレーキングをセンサーが算出し、燃費が良い時はグリーン、悪い時はレッドのLEDが光ることで自分のエコドライビングが判定される。またエコステータスは前述した3項目トータルの合計点で自分の運転状況を表示。燃費効率もグラフ表示されるなど、エコドライブへの啓蒙が可能というわけだ。ちなみにG氏には内緒でエコステータスをチェックしたところ66点という表示が出た。彼の名誉のために言っておくと普段からペダルワークもスムーズだし、この日はテストということで筆者からイレギュラーな指示が出たことで少し点数が下がったのではないだろうか。
さて「これでもか!」という位、中身充実のドライブネット&ナビクレイドルだが、まずはドコモマーケットからAndroidアプリをダウンロードしよう。アプリ自体は無料(太っ腹だ)で、この段階でも地図ビューアーや住所・登録地・周辺施設情報などの検索もできる。ただやはりこのサービスの良さを享受したいのであれば、月額315円の契約をぜひオススメだ。クレードル装着前であってもコインパーキングなどの空き状況や料金などの詳細情報がわかる「駐車場満空情報」や周辺で一番安いガソリンスタンドを探すことができる「GS価格情報」、その他にも「グルメ情報」やテレビで紹介されたお店などがすぐに検索できる「テレビ紹介スポット」などが利用できるのである。そしてナビクレイドルを装着すれば本格的なカーナビゲーションとして使えるわけだ。
元々スマートフォンは通信費をいわゆる「パケットし放題」にして使うのが常識となっている。実際使っている人でこの契約をしていない人は皆無だろう(しなかったら請求額が半端ないことになってしまう)。つまりそもそも通信費自体はスマートフォンのプランで支払われるわけだから、あとから何か特別な通信費が発生することはない。結果これだけ多彩な内容を月額わずか315円で使えるというのは相当コストパフォーマンスが高いサービスということだ。ちなみに2011年6月30日(木)までにドライブネットを契約すると、契約月を含む3ヶ月の月額使用料が無料になる(つまり筆者も現在は無料で使っているというわけだ。素直に嬉しいぞ)。
さて、最後にこれだけは伝えておきたい。現在筆者もこのナビクレイドルを使っていて、かなり満足している。だが、「これがあればもうカーナビは要らない」という考えには必ずしも同調しない。これはこれで素晴らしさがあるのだが、カーナビの世界はもっと奥深いものだ。たぶん購入された人も使っているうちに「この部分がもう少しこうなれば…」という要望も出てくるのではないだろうか。
その時はナビをステップアップさせればいいのだ。カロッツェリアであればこの上に同じ通信機能を持つPND『エアーナビ』がラインナップされている。当然エアーナビだからこそできる機能も有しているわけで、ナビクレイドルからのステップアップにはピッタリとも考えている。ナビクレイドルはスマートフォンの新しい使い方の提案と同時に、カーナビが持つ素晴らしい世界へのパスポートでもある。対応するスマートフォンは今後も増えていくはずだ。スマートフォンを選ぶ時に「ナビクレイドルが使えるか」はぜひ確認してほしい。
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