ジャガー「XF」と「XE」に連続試乗。もっとも好印象だったグレードは?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
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XFがXEより高級な兄貴であることは、走り出せば、さらにはっきりする。滑るようにスムーズな乗り心地とヒタッと地を這うフラットライド、そのわりに俊敏な回頭性……という乗り味は、XFとXEで統一感を醸し出すべく入念にチューンされていることは如実。ただ、ホイールベースが10cm以上もちがうと、XFのフラット感や落ち着いた操縦性はやはりXEとは別次元である。
そして後席の快適性はさらに差が大きい。新型XFは不評だった後席居住性の向上に力を入れたそうで、先代比で50mm延長されたホイールベースのほぼすべてを後席レッグルームの拡大に充てている。ジャガーによれば「後席空間はクラス最大」だそうである。
まあ、クーペ風のエクステリアデザインもあって、実際にはそれほどの広々感はないが、といって不満を感じることもない。試乗期間中はずっと後席に座ることになったカメラマンも、「XFの後席に乗ってしまうと、XEは狭いし乗り心地も今ひとつ」と言っていた。
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