ヤリスクロスの人気色やグレードはなにか。口コミから分かる特徴を見てみよう【購入ガイド】

ヤリスクロスの人気色やグレードはなにか

ヤリスクロスはトヨタが販売する人気のコンパクトSUVです。他のメーカーからもコンパクトSUVが販売される中で、ヤリスクロスは2020年に発売開始されて間もなく、トップクラスの販売台数をたたき出しました。

この記事では、ヤリスクロスがここまで人気を集める理由をはじめ、人気のボディーカラーやグレードを紹介します。ヤリスクロスの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1. ヤリスクロスの人気色やグレードはなにか
2. ヤリスクロスが大人気な理由5選
3. ヤリスクロスの口コミから見る人気傾向
4. 人気のヤリスクロスはどう選ぶか
5. ヤリスクロス以外の人気のコンパクトSUVとは

ヤリスクロスが大人気な理由5選

日本自動車販売協会連合会が発表した内容によると、2021年に販売された乗用車のうち、ヤリスクロス（ヤリスを含む）が販売台数上位を獲得しています。これほどまでヤリスクロスが人気を集めるのには理由がありました。

ここではヤリスクロスが人気の5つの理由を解説します。

街乗りしやすいちょうどよいサイズ

ヤリスクロスはプラットフォーム「GA-B」を採用しています。これは、ヤリスにも使用されるコンパクトカー向けのプラットフォームです。

コンパクトカー向けのプラットフォームを採用したヤリスクロスの車体寸法は、全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mmに設計されています。

アレンジが多彩な荷室

ヤリスクロスはシートアレンジ次第で、用途に合わせた荷室スペースが確保できます。フロントシートのみの乗車であれば、リアシートは荷室の一部として利用可能です。

390Lの荷室容量があるヤリスクロスは、リアシートのアレンジ次第で長尺物も積載できます。リアシートを全て倒すと1,102Lまで荷室容量が拡大し、自転車を2台積めるほどのスペースが確保可能です。

力強いボディーデザイン

コンパクトSUVに分類されるヤリスクロスですが、洗練されたスタイリッシュさと力強さを兼ね備えたボディーデザインが特徴です。

同じトヨタで販売するSUV車と車体寸法を比較すると、ライズよりも小さく、C-HRよりも大きく設計されています。

力強さを感じる理由は、たとえばSUV車らしいフロントマスクの立体構成です。フロントマスクには大型のダブルグリルが採用されていたり、フロントフェンダーにかけて立体的なデザインが施されていたりします。

燃費性能が凄い

ヤリスクロスはクラストップレベルの燃費性能を有しています。

ガソリンモデルの燃料消費率（WLTC）は2WDが17．6km/L~20．2km/L、4WDが17.4 km/L~18.5 km/Lです。コンパクトかつ軽量化されたエンジンを搭載したことで、高い燃費性能が実現しています。

ハイブリッドモデルの燃料消費率は2WDが25．0km/L~30.8km/L、4WDが26 km/L~28.7kmkm/Lです。ヤリスクロスのハイブリッドモデルは、2030年度の燃費基準を達成した低燃費優良車として認められています。

購入・維持費が経済的

ヤリスクロスは、購入時から購入後までコストパフォーマンスの高さを感じられる点も人気の理由です。

ヤリスクロスは他のコンパクトSUVよりも低い新車価格で販売されています。最も価格の安いグレードは200万円以下で購入可能です（2023年8月5日現在）。

購入後もお得に維持できます。ヤリスクロスのハイブリッドモデルはエコカー減税対象となるため、重量税は負担する必要がありません。前述したように燃費性能にも優れているため、ガソリン代も抑えられます。

ヤリスクロスの口コミから見る人気傾向

ヤリスクロスの人気の理由は多くありますが、実際のユーザーの口コミが気になる方もいるのではないでしょうか。

ここからは、ヤリスクロスを所有する方の口コミを紹介します。口コミは、日本最大級の車のSNSサイト「みんカラ」に投稿されている内容です。

ヤリスクロスは都市型の利用に人気

コンパクトSUVならではの使い勝手の良さに満足している口コミが目立ちます。実際に投稿されていた口コミでは『通勤、買い物等近場に出かけるにはいい車です。ヤリスクロスはハイブリッドがおすすめです。リッター23キロ以上は満足してます』とありました。

ミドルSUVよりもコンパクトなサイズで扱いやすく、発進・停止を繰り返す市街地でもハイブリッド車の性能を生かした走りができる都市型SUV車として人気があります。

子育て世代はサイズ感を確認しよう

5人乗りのヤリスクロスですが、5人乗った場合のゆとりの少なさを指摘している口コミも見られました。

口コミでは『家族4人(自分と妻と小学生2人)と店員での試乗でしたが、わが家で使うには狭かったです。スポ少等をやらないならば全然有ですが、スポ少での荷物や送迎、そして遠征使用などを考えると明らかに手狭と…』とあります。

ヤリスクロスのリアシートはリクライニングできません。長距離移動やファミリーカーとしてリアシートを多用する場合には、乗り心地やサイズ感を確認すると安心です。

単身・夫婦のみでの利用ユーザーが多数

単身や夫婦のみといった、リアシートに人を乗せないユーザーから人気です。口コミでは『大人2人で遊びに行くためのギアとしてはかなり優秀だと思う。4人だと少し窮屈さを感じるかも』とあります。

単身や夫婦のみでヤリスクロスに乗る方の中には「ベビーカーやチャイルドシートを積むには狭そう」といった理由から、子どもができた場合にはサイズアップを考えている方もいるようです。

安全性能が標準装備でコスパ良し

コスパのよさを評価している方も見られました。口コミは『価格の割に安全装備が充実している。運転支援機能は大変便利。ちゃんと前の車についていくので運転が楽です』といった内容です。

ヤリスクロスには、予防安全や駐車支援をはじめとした安全装備が充実しています。口コミで評価されていた運転支援機能は「レーダークルーズコントロール」です。

レーダークルーズコントロールは、アクセル操作のみ制御される従来のクルーズコントロール機能に加え、カメラとミリ波レーダーを活用しブレーキ操作も行い先行車との車間距離を一定に保ちます。高速道路の渋滞時もドライバーの負担が軽減される機能です。

人気のヤリスクロスはどう選ぶか

口コミからも分かるように、ヤリスクロスは人気のコンパクトSUVです。購入を検討する場合、グレードやボディーカラー選びに悩む方も多いのではないでしょうか。

ここからはヤリスクロスのグレードや、人気のボディーカラーを紹介します。

グレードと価格一覧

ヤリスクロスはハイブリッドモデルとガソリンモデルを含む全10グレードがラインアップされています。以下は、ヤリスクロスのグレードと新車価格の一覧表です。新車価格には2WDと4WD両方が含まれています。

【ハイブリッド】

• 【グレード：Z】新車価格：260万6,000円~283万7,000円
• 【グレード：G】新車価格：239万4,000円~262万5,000円
• 【グレード：X】新車価格：228万4,000円~251万5,000円
• 【グレード：GR SPORT】新車価格：275万円

【ガソリン】

• 【グレード：Z】新車価格：223万円2，000円~256万2,000円
• 【グレード：G】新車価格：202万円~225万1,000円
• 【グレード：X】新車価格：189万6,000円~212万7,000円
• 【グレード：GR SPORT】新車価格：236万7,000円

（2023年8月5日時点の情報です）

ボディーカラーで選ぶならなにか

ヤリスクロスのボディーカラーは全15種類です。モノトーンとツートンがあるため「他の人とはできる限り被りたくない」といった人でもカラー選びが楽しめます。

ボディーカラーは、落ち着いた白い色合いの「ホワイトパールクリスタルシャイン」が最も人気です。メーカーオプションですが、清潔な印象を与える理由から多くのユーザーに好まれています。

次に人気のボディーカラーは、上品な印象を与えるツートンカラーの「ブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャイン」で次に「ブラックマイカ」と人気のカラーは続きます。

おすすめグレードはなにか

人気のグレードから選ぶ方法もあります。

ヤリスクロスの人気のグレードは、ハイブリッド「Z」とガソリンモデル「Z」です。どちらも最上級グレードに位置します。以下はそれぞれのスペックです。

• 【ハイブリッドZ】

車両寸法（全長×全幅×全高）：4,180×1,765×1,590mm
車両重量：1,190kg
室内寸法（全長×全幅×全高）：1,845×1,430×1,205mm
エンジン：1.5L直列3気筒

• 【ガソリンZ】

車両寸法（全長×全幅×全高）：4,180×1,765×1,590mm
車両重量：1,140kg~1,270kg
室内寸法（全長×全幅×全高）：1,845×1,430×1,205mm
エンジン：1.5L直列3気筒

ヤリスクロスの中古車相場はいくら

ヤリスクロスの中古車相場は141万円~370万円で、平均価格は244万円。中古車の平均走行距離は11,357kmで推移しています。

新車価格よりも中古車相場が高い理由は、オリジナルカスタマイズされたヤリスクロスが販売されているためです。
（2023年8月5日時点の情報です）

ヤリスクロス以外の人気のコンパクトSUVとは

国内メーカーはさまざまなコンパクトSUVクラスの車種を販売しています。ここから紹介する3車種は、ヤリスクロスと同様に人気度の高い国内コンパクトSUV車です。ヤリスクロスとの異なる魅力や特徴を解説します。

ホンダ ヴェゼル

ホンダが販売するヴェゼルは、美しさと力強さを兼ね備えたスタイリッシュなデザインが特徴です。

ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」を採用しています。燃料タンクをフロントシート下に配置したことで、室内空間が確保されました。他のコンパクトSUVにはないシートレイアウトや、余裕のある居住性が実感できます。

新車価格はガソリンモデルが239万9,100円~261万9,100円、ハイブリッドモデルが227万8,600円~341万8,800円です。中古車は平均価格309万円で販売されています。
（2023年8月5日時点の情報です）

トヨタ C-HR

C-HRはヤリスクロスと同じく、トヨタが販売するコンパクトSUVです。個性的なデザインのC-HRは、燃費性能に優れたハイブリッド仕様もラインアップしています。2017年のSUV新車販売台数1位を獲得した人気車種です。

新車価格はガソリンモデルが239万2,000円~282万5,000円、ハイブリッドモデルが272万5,000円~315万5,000円で販売されています。中古車相場は117万8,000円~432万2,000円です。
（2023年8月5日時点の情報です）

マツダ CX-3

CX-3はマツダで販売する最小SUVです。MAZDA2（旧デミオ）のプラットフォームを流用しています。

エンジンラインアップは、ガソリンとディーゼルの2種類です。ボディーは狭い市街地や都市でも走行しやすく設計されています。

全グレードが全高1,550mmと機械式立体駐車場にも入るサイズのため、駐車場探しにも悩みません。新車価格は192万5,000円~328万9,000円、中古車相場は60万円~271万3,000円です。
（2023年8月5日時点の情報です）