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新型WRX S4&STI試乗。継承、そして新たな価値

先代と比べてキャラクターが変化

スターターボタンを押すと、S4より明らかに野太いサウンドが聴こえ、エンジンが目覚める。S4のエンジンは新世代の直噴ターボを搭載したが、STIでは従来のEJ20を踏襲して搭載している。最高出力は308ps、最大トルクは422Nm。もはやその実力は世界レベルにある。今回、改めて走らせてみると、速さは文句なしといえるレベルだ。

しかも搭載エンジンは基本的にかつてと変わらないが、シャシーの進化で確実にクルマが速くなっていることが確認できる。特にハンドリングはこのクルマの命といえるが、今回は先代に比べるとキャラクターが変わりつつあるように感じた。というのも、ボディ剛性がアップしたことによって、リアのサスペンションが実にしっかりと路面を捉えるようになり、踏ん張りや粘り強さは先代を凌ぐものになった。

その結果ステアリング操作に対する反応も良くなった上に、最終的なリアの踏ん張りのレベルも高まっているので、中・高速コーナーでさらに安心して踏んで行けるようになった。富士スピードウェイを走らせても、100Rでの安定性とコントロール性の高さは絶妙。リアがしっかりと粘ることでどこまでもオンザレールの感覚を伝える一方で、ステアリングの切り増しをも受け付けてくれるという懐の深さを見せてくれる。

しかし一方で、コーナリングレベルが上がったことで面白みが薄れたと感じる人もいるかもしれない。特にクルマ全体がスライドを始める領域がより高い次元へと引き上げられたことで、結果的に安定の中で走っている……、という感じを受けるからだ。とはいえ、そうしたキャラクターを手に入れたことで速さが増しているわけだが。

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