【衝撃】「シエンタ」よりも売れる「アルヴェル」。高額なのに爆売れするカラクリは“残クレ”だけじゃない!?

画像：アフロ

高所得者の数が増えた？

国税庁による民間給与実態統計調査によれば、2023年12月時点の平均年収は460万円であるといいます。

一般的に、新車を購入する際の予算は「年収の半分程度」が目安と言われることから、平均的なユーザーは230万円程度のモデルを検討することが多いと予想されます。グレードによって多少前後はするものの、カローラやヤリス、シエンタなどはおおむねこの価格帯であると言えます。

一方、アルファードに関してはこの水準を大きく超えています。この点について、ある業界関係者は次のように話します。

「ひとつは、平均年収自体は大きく変わっていないものの、年収が高い人と低い人の差が広がっているということがあると思います。

ある調査によれば、年収1000万円以上の割合はこの10年で増加傾向にあるといいます。また、投資を行う人が増えたこともあり、この数年で資産が大幅に増加した人も少なくないといいます。

格差が広がることの是非は別として、アルファードのような高価格帯のモデルを購入できる層が着実に増えていることは確かです。

さらに、こうした傾向は法人に対しても見られます。特に、近年のアルファードは法人車両の定番として認知されていることもあり、好業績な法人が導入するケースも多いようです」。