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自動車やマンションのコピーはどうして勘違いしたポエム風なのか?

自動車趣味文化の存続のためにマトモなCMを

だが自動車メーカーや輸入車インポーターが、高性能車や高級車などをいまだこのようなモノ、つまり「多くの人が憧れるプロダクト」だととらえている限り、従来型の自動車趣味文化にはもはや先がない気がしてならない。

無論、筆者はいわゆる車好きであるため、前掲のCMに登場したようなオープンスポーツカーには憧れと好意を持っている。だが特に車好きではない人、つまり「今の世の中のほとんどの人」にとっては、決してそうではないのだ。憧れてなんかいないのだ。

「従来型の車好きだけターゲットとしている車種なんだから、こういったストーリーでもいいじゃないか」という意見もあるだろう。それは確かにそのとおりかもしれない。

しかし何事につけ「新規の人」が入ってこないカテゴリーやグループというのは、遅かれ早かれ衰退し、そして滅亡するものだ。

筆者は高性能車(というかデキの良い車)と、それがもたらしてくれる楽しさを愛している。だからこそ、まだまだカテゴリーとして滅亡してほしくはない。

ゆえに、自動車メーカーおよびインポーター各位には「頼むからもうちっとマトモなCMを作ってくれよ!」と言いたいのだ。頼みたいのだ。頼むことしか、できないのだ。

(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。

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