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BMW・135iクーペに試乗 野性味とジェントルと…

野性味をもったジェントルマン

だからといって、135iはランサーエボリューションXやインプレッサWRX STIのように常にイケイケ気分でコーナーを攻めたくなるようなキャラクターを持つクルマではない。Mスポーツ・サスペンションはガチガチに引き締められているわけではなく、むしろスムーズに動かす設定となっている。正直をいって、ガチガチ系が好みの人には物足りなさを感じるかもしれない。その代わり、18インチのランフラットタイヤを標準装備するにもかかわらず、乗り心地はどうすればこうなるのか不思議なほど快適なのだ。エンジン音にしても、アクセルを一定に保っているときには高速域でも優れた静粛性を維持する。ただ、サッシュレスタイプのサイドウインドーから、高速域になると少しだけ空気の吸いだし音が聞こえてくる。だが、慣れれば忘れてしまうような音量なので快適性を損なうことはない。

しかも、ボディサイズがコンパクトな割には大人が4人乗っても狭さを感じない室内スペースを確保している。クーペボディとなるためルーフの後端が下がっているので、大柄な男性にとっては後席の頭上スペースが十分とはいえない。とはいえ、足元スペースを含め平均的な体格の男性なら問題はない。荷物スペースはトランクがある分だけ1シリーズのハッチバックよりも40L拡大し、370Lという不満のない容量を得ている。さらに、60:40で分割可倒式となる後席の背もたれを前倒しすれば荷物スペースを815Lまで拡大させることも可能だ。

また、トランクを持つことで1シリーズの特徴となるボディサイドのキャラクターラインが後方まで伸びたのでより目立つようになり、デザイン的なインパクトを強めている。それは、立った状態よりも運転しているときの目線でこそ際立ってくる。つまり、135iに抜き去られるドライバーにグワッと張り出したリアのワイドトレッド感とともにデザイン的なインパクトを与えられるわけだ。このように、135iは絶対的な速さでイケイケ気分の人を満足させながら、ラグジュアリーな走りを期待する人にも応えられる類い希なキャラクターを持つコンパクトスポーツなのだ。

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