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今やクルマ界の常識。メルセデス・ベンツという名前の由来は?

デビット・クルサードと後席で旧交を温める!?

ゴール到着後にはホワイトのボディを載せた素晴らしい2シーター・スポーツの、1903年製メルセデス・シンプレックスを自らの手でドライブできる予定であった。しかし、残念なことに午前中のセッションに参加していたジャーナリストがクラッチを焼き付かせてしまった。仕方が無いのでツーショットの撮影で我慢する。

実は、このメルセデス・シンプレックスは以前「ロンドン~ブライトン・ラリー」でチョイ乗りをしたことがある。シンプレックスとは言ってもクラッチを踏んで不確かなポジションにギアを入れて、スロットルを踏んでエンゲージを確認し、再びスロットルを踏み込む、結構な作業だ。この間にしばしばクラッチを滑らせ過ぎて壊してしまうことが多い。もちろんクラッチの材質を今日的なものに交換すればこうした問題は起こらないのだが、メルセデス・クラッシックはオリジナルにこだわり、敢えて当時の材料を探して組み込んでいる。実は、ロンドン~ブライトンの時は当時の材質で作られていたシフトレバーが折れてしまった。

復路は並走してきた4シーターに乗り換える。ただし、例の義母用のリアシートである。私がちょっとつまらなそうな顔をしていたらしく、それを心配してか突然リアシートに「ハイ、ヨシ!」と乱入してきた男がいた。デビッド・クルサードである。彼もヨッヘン・マスと同じようにメルセデス・ベンツ社のヘリテージ・アンバサダーとしてこうしたイベントをサポートしているのだ。デビッドとは彼のF1現役時代に、鈴鹿に来る度に交流があったのだ。

意外に乗り心地の良いリアシートでは昔話に没頭してしまったが、それもドライバーのミヒャエル・プラーグのプロフェッショナルな操縦があまりにスムースなのに加えて、延長されたホイールベースを持つこのモデルの乗り心地が100年以上も前の技術で作られたとは思えないほどだった事にも起因する。

さて、この日の最終地点の駐車場「Trophee des Alpes(アルプスのトロフィー:ラ テュルビーいちばんの展望地になっている古代遺跡)」で記念撮影を行ったのだが、そこは何と当時のゴールで、ドライバー達が健闘を祝って写真を撮り合った場所であった。私はまるでタイムトラベルを体験したような気分になった。これも歴史があるからこそ可能なわけで、こうした貴重なヘリテッジの数々がプレミアム・ブランドをつくり上げる要素となっているのである。

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