ミュルザンヌとフライングスパー、V8モデル2台試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:望月 浩彦
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フライングスパーV8とコンチネンタルGT V8Sに乗った後は、もうひとつのV8ベントレー、ミュルザンヌのステアリングを握る番である。こちらはフォルクスワーゲン系のプラットフォームを使っていない、純ブリティッシュ仕立てのサルーンで、設計もロールス・ロイス傘下時代からの伝統的な拠点、イギリスのクルーでおこなわれたクルマだ。
エンジンは形式こそ同じV8ツインターボながらまったくの別物で、OHVヘッドの古典的な設計を最新の技術で応用、6.7リッターの大排気量から、512psのパワーと1020Nmの強大なトルクを捻り出す。シャシーもフライングスパーとはまるで異なる後輪駆動専用設計で、ホイールベース3270mm、全長5575mmと、いずれもフライングスパーより200mm以上長い。
ちなみにミュルザンヌはベントレーの現行ラインナップの最上級モデルに位置していて、日本でのプライスもフライングスパーV8の1890万円、W12エンジンを搭載するフライングスパーの2340万円に対して、3480万円という圧倒的な数字を誇る。エンジンからシャシーまでこのクルマの専用品で成り立っているのだから、納得の高価格、というわけだ。
そのキャビンに収まると、そこはレザーやウッドやクロムの使い方がフライングスパーの室内より一段と煌びやかな空間である。しかも、全高がフライングスパーよりさらに40mm高いことから想像できるように着座位置も高めで、並みのクルマより明らかに高位置から周囲を見下ろすという、かつてのイギリスの大型高級サルーンの伝統を受け継ぐドライビングポジションに落ち着く。着座位置の高さだけでいえば今日のミニバンも同様だが、ミュルザンヌの場合は前方に長いボンネットが連なり、しかもその先端にはオプションのフライングBのマスコットが輝いているのだから、ミニバンとは有り難味が違う!
ちなみにそのフライングBマスコット、歩行者衝突安全のために、何かが触れると即座にラジエターグリル上方内側に引っ込む構造になっているのでご安心を。
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